バンクーバー公園管理局、野生生物に餌を与えたら500ドルの罰金にすることを承認

   
  

メトロバンクーバーでよく見かける野生の生物といえば、リスやウサギ、アライグマなどが挙げられますよね。その可愛い見た目にエサをあげたくなったことがある方もいるのではないでしょうか?

ただ、生物が人間を恐れなくなって襲ったきたり、生態系を崩す可能性があるため、今までも「野生生物に餌は決して与えないでください」と言われ続けています。

(※商用無料サイトで見つけた写真です)

CBCによると、現在のバンクーバーの公園の条例では、ゴミ箱を除く公園内のどのエリアにも食べ物を残すことを禁じていますが、野生生物への直接のエサやりや罰金の可能性の概要については具体的に言及していませんでした。

そんな中、先日バンクーバーの公園管理局は、公園で野生生物に餌を与えた人に対して500ドルの罰金を科すことを承認しました。

これには、直接エサを与えるだけでなく、ごみなどの誘引物質を公園に置いたりすることで、野生生物をおびき寄せる可能性のある方法も罰金の対象に含まれるので、注意してください。

また、両生類、爬虫類、鳥類、家畜やペットではない哺乳類など、公園内のすべての野生生物へのエサやりが含まれます。

パークボードはパークレンジャーを配備して新しい条例を施行する方法を検討する予定とのことですが、パークレンジャーには罰金を支払うために身分証明書を要求する警察法に基づく権限がなく、執行の問題にはさらなる調査が必要であるとのことです。(※地元の警察はすでに罰金を科すことが可能

Stuart Mackinnon委員は、「私たちの公園では、人が生物に餌を与えてはいけません。リスでも、アライグマでも、コヨーテでも。人間との交流に慣れているので、常に危険です。そして、それを考えない人々のために、いくらかの抑止力がなければなりません。」と語っています。

最近バンクーバーではコヨーテが人間を襲うことが増えていて、襲われた人のなかには子どもも含まれています。原因は、人々がコヨーテの写真を撮るため等の理由で故意にエサを与えたため、コヨーテが人間を怖がらなくなってしまったことといわれています。


photo from gov.bc.ca

攻撃的なコヨーテの行動を目撃した人 or 野生生物に餌をやる人を目撃した人は、BC州の Conservation Officer Service(1-877-952-7277)に報告してください。

Vancouver Board of Parks and Recreation
公式サイト

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