【速報】ほとんどのBC州民は初回から8週間以内に2回目のワクチン接種が可能に

   
  

BC州衛生管理局長のボニー・ヘンリー博士は本日5月27日(木)の会見で、BC州のほとんどの人がCOVID-19ワクチンの初回接種から8週間以内に2回目の投与を受けることができるようになるだろうと発表しました。

 

今年の夏の終わりまでには、州のワクチン接種対象者全ての人が2回目のワクチン接種を受けられそうです

会見の中でボニーヘンリー博士は、「州は9月までに再開計画の4段階目に到達することを目指しているため、州民は今年の夏の終わりまでにCOVID-19ワクチンの2回目の投与を受けることができるはずです。」と述べました。

以前まで初回接種から16週間後に2回目のワクチン接種が予定されていましたが、これによりほとんどの人が初回接種から8週間以内にワクチン接種を受けることが期待できます。

ボニー・ヘンリー博士によると、BC州ではこれまで既に300万回分のワクチンが投与されていて、18歳以上の65.8%が少なくても初回のワクチン接種を受けたことになります。

復習ですが、再開計画の次の段階(ステップ2)に進むには

・COVID-19症例数と入院患者数の減少している(declining)
・18歳以上の人口の少なくとも65%が初回のワクチンを接種した場合

が必要なので、後者はクリアしていることになります。ステップ2に入るのは、最短で6月15日からが予定されています。

 

供給量を理由に、初回でモデルナのワクチンを受けた人は2回目の接種はファイザーになる可能性も

同じく、ボニー・ヘンリー博士はモデルナのワクチンの初回接種を受けた一部の人々は、モデルナの供給量に関する継続的な課題のため、2回目の接種はファイザーのワクチンを受ける可能性があると述べました。

ワクチン接種が始まった頃、輸送が容易だったため農村部や遠隔地のコミュニティで多くの人がモデルナが接種しています。博士は、「私たちは、これらのコミュニティのために現在の供給を優先しています。」と語っていました。

また、モデルナのワクチンを最初に受けていた場合は、ファイザーを2回目に接種しても安全です。これは、ファイザーではなく、モデルナを初回接種で受け取った人にのみ当てはまります。と語り、2回目のワクチン接種でファイザーを使用しても安全であるという十分な証拠があることを強調していました。

逆にファイザーを初回接種した人は、たいていの場合2回目もファイザーになるとのことです。

 

アストラゼネカワクチンを初回に接種した人が、2回目にどのワクチンを接種すべきかについては後日発表予定

もう一方で、アストラゼネカのワクチンを初回接種した人々を対象に、2回目はどのワクチンを受けるべきかについての指標は後日発表できそうだと語りました。

「まだすべての情報が揃っていませんが、すぐにわかると思います。アストラゼネカのワクチンは、それを望むすべての人に2回目の接種を提供するのに十分な量があります。」と述べていました。

 

最後に:長期ケアホームの居住者とスタッフの2回目の接種がスタート

本日27日(木)から2回目のワクチン接種が長期ケアホームの居住者とスタッフを対象に始まります。70歳以上の人々と臨床的に脆弱な人々は、2回目の投与の予約をするように勧められるということです。

ちなみに初回の接種が登録システムができる前だった場合、2回目の接種を受けるためには、オンラインワクチン登録システムに登録する必要があるので、該当する方が周りにいたら教えてあげてください。

また、今後近いうちにBC州民はワクチンの接種記録が電子的に確認できるようになるようです。

ということで、2回目のワクチン接種までの期間が短くなるようで嬉しい方も多いかと思います。

6月15日頃に無事に再生計画の次のステップに進めるといいですね。

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