コロナ禍に日本からバンクーバーへ。出発~入国審査、隔離ホテル移動までの体験談

   
  

新型コロナウイルスの影響で、「日本出国からカナダ入国の様子がどうなっているのか知りたい」と疑問を抱いている方も多いのではないでしょうか?

先日LifeVancouver宛てに8月20日に日本からカナダへ学生ビザで入国したLive!VancouverそしてLifevancouver.jpの大大大ファンという方(匿名さんありがとうございます!)から体験談が届いたので、今回はその内容を紹介したいと思います。

※以下、体験談をいただいた方のレポートになります。最近は新型コロナウイルスの影響で渡航の際のルールがよく変わっているようなので、今後カナダ入国を考えている方は最新情報をカナダ政府のサイトで確認してください。

 

1.8月20日・成田空港到着

2020年8月20日、成田空港にはチェックイン開始の2時間前くらいに到着しましたが、新型コロナウイルスの影響から人がまだまだいない様子でした。

ほとんどの便がキャンセルになる中、「ON TIME」となっているエアカナダは、神々しく光って見えました笑

空港にあるお店もあまり開いておらず、8月20日時点で営業しているのは↑の写真のお店のみのようでした。
(*第一ターミナル南ウィング、搭乗手続き前のエリアに関する情報です。詳細は成田空港のHPに記載があります。)

カナダに行く前に日本で何か食べておきたいものがある人は、空港に来る前に食べ納めをしておいた方がいいと思いました。

 

2.エアカナダ・チェックインカウンター

チェックインまで時間を潰し、ぴったりの時間にカウンターへ行くと15組くらいが並んでいました。

通常であればそこまで時間はかからないはずですが、今回はチェックインだけで約2時間かかりました。理由としては、各々の搭乗者に対して Canada Border Services Agency(CBSA)に確認をとっているからだと個人的に思いました(詳細は後述)。

私の場合は、列に並んでからカウンターに呼ばれるまでに約1時間20分、そこからCBSAへの確認待ちで約40分かかりました。

今後エアカナダで渡航される方は、チェックインカウンターに列ができる前に、なるべく早めに並んでおくことをお勧めします。

チェックインカウンターで提示が要求されたのは以下3点です。

①パスポート
②入学許可証
③カナダへの入国がessentialであることを示すための学校からのサポートレター

また、チェックインカウンターで聞かれたことは主に以下2点です。

①対面授業がいつ始まる予定か?
―対面授業が始まる時期は未定で、fall semesterはオンライン授業。

②オンライン授業ならば、なぜカナダに渡る必要があるのか?正当な理由はあるのか?
―時差の問題があるから。※ここで学校からのサポートレターの提示を求められました。

ちなみに、空港スタッフの方がスマートフォンで提示書類を撮影し、CBSAへ送付していました。CBSAから許可が出ると、再度チェックインカウンターに呼ばれて搭乗券を発券してもらえました。

カナダに行けるのかどうか、この待ち時間が本当に地獄でした。どの種類のビザかは分かりませんが、なかには搭乗拒否されている方もいらっしゃったので、冷や汗が止まりませんでした。

 

3.手荷物検査〜搭乗ゲート

手荷物検査は通常通りで、特に変わったことはありませんでした。

搭乗ゲートでは額での検温がありました。搭乗券のスキャンも自分で行い、なるべく空港スタッフとの接触が減るように工夫されていたように感じました。 
(もちろんここだけでなく、色々な対策がとられていました。Air Canada CleanCare+の導入ページで確認してみてください)

 

4.機内

飛行機の入り口にクルーが立っており、CLEANCARE+と書かれたキットを渡してくれました。

マスク、手袋、消毒用ジェル、お手拭き、イヤホン、水、スナックが入っていました。余談ですが、渡してくれたクルーがイケメンでした。笑

着席すると、TRAVELER CONTACT INFORMATION FORMが配布されました。これはカナダで入国審査官に渡すことになるので、正確に記入する必要があります。

内容としては ArriveCAN やBC州の isolation-plan と同様です。隔離先の住所を書く必要があるので、すぐに書けるように手荷物のなかに情報を控えておくことをお勧めします。

機内はかなり人が少なく、私の場合前後左右全て空席でした。揺れが少なかった上に、3人席全て使って寝転がって睡眠がとれたので、環境としては今までのフライトで一番でした。

機内食は1種類のみで、選ぶことはできませんでした。映画などは通常通り見ることができました。

 

5.バンクーバーにて入国審査とビザ発行

入国審査官に聞かれたことは以下2点です。成田のチェックインよりは全く厳しくなく、正直なところ拍子抜けしてしまいました。

①14日間の隔離について理解しているか?
②隔離期間中の食事はどうするのか?

その後、入国審査が終わって預け入れ荷物を受け取るまでの間に、ビザを発行してくれる場所があります。

ここで聞かれたことは以下1点のみで、その後5分ほどで学生ビザが発行されました。

①オンライン授業なのになぜカナダに来る必要があるのか?
 ―時差の問題があるから。

 

6.隔離ホテルへの移動

ビザの発行が終わり預け入れ荷物を受け取ると、到着ロビーへ出ました。成田空港同様、バンクーバー国際空港も人がまばらでした。

到着ロビーから一つ階を上がり外に出ると、シャトル乗り場がありました。

専用の電話がありホテルまでの無料シャトルを呼ぶことができるのですが、10分程度で迎えに来てもらえるので非常に便利。乗るのが私一人だったので、助手席に座り運転手さんとお喋りしながら移動しました。英語の良い準備運動になった気がします!

隔離ホテルに入ったら、基本的に部屋から出ることはできません。14日間もホテルに泊まる経験なんて今後ないと思うので、思いっきりだらだらしようと思いました。

以上です。

 


ということで、日本の空港出発からバンクーバーの隔離先のホテルまでの流れを写真といっしょに紹介していただきました。(本当にありがとうございます!)

これからバンクーバーで留学を始める予定という方も多いかと思うので、参考になったのではないでしょうか?空港でのルールやカナダ政府による旅行規制については以下のウェブサイトなどで最新情報を確認してみてくださいね。

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