皆さん、甘いリンゴはお好きですか?
ここバンクーバーではハニークリスプやアンブロシア、そしてフジなど甘味の強い品種がたくさんありますよね。
しかし、「日本で食べていたような超甘いリンゴが食べたい!」という方も多いのではないでしょうか?
正直なところ野菜ソムリエHiroもバンクーバーに暮らし始めて毎日のようにリンゴを食べているのですが、「あ~日本のサンふじの甘味が恋しいぜ~(´;ω;`)ウゥゥ」と最近思っていました。
そんな中、先日「おっ、新しい品種のりんごだ~」と興味本位で購入した「KIKU Apple」がバンクーバーで今まで50種類以上食べたリンゴの中で一番甘かったので、今回は甘~いりんごを求めているというLifeVancouver読者の皆さんに紹介したいと思います。
世界で最も甘いリンゴの一つといわれるキクアップル(KIKU Apple)をダウンタウンのH-Martで発見した件
先日2020年5月20日(水)にダウンタウンの韓国系スーパー H-Mart に行ってきたのですが、そこで普段見かけないリンゴを見つけました。その名も「キクりんご(KIKU Apple)」。アメリカ産でした。
大玉の KIKU りんご3玉が袋に入っていて、量り売りで $2.48/lb!実際1袋購入してみると、$ 5.3くらい(日本円で約400円くらい)でした。個人的な感覚ですが、そんなに高くないですよね( ◠‿◠ )
店頭で見かけたときから、「大きさといい色合いといい、見た目がフジみたいだな~」と思って、少し調べてみたのですが、「今日手に入るリンゴの中で、最も甘い品種の一つ」と形容されていることが分かりました。
FacebookのKIKU Applesのページにも「おそらく世界で最も甘いリンゴ(Possibly the Sweetest apple in the world)」と書かれていました。(強気・・・!)
キクりんごが生まれたストーリーは、イタリア・南チロルのリンゴ栽培農家であるLuis Braun(ルイス・ブラウン)氏が1990年に日本の果樹園を訪れた際にフジりんごに出会ったことから始まります。
ブラウン氏はそのふじの木の枝を祖国に持ち帰って(もちろん権利を購入)、イタリアで栽培を始めます。その後、南チロルの豊かな栽培環境から自然の突然変異が起こり、ふじとは見た目などが少し異なる「KIKU8」と呼ばれるリンゴが誕生。ブランド名を KIKU としました。(※商標登録されています)
つまり、KIKU Apple は元を辿れば日本のフジりんごだったんですね~!
現在では主にイタリアで栽培されていますが、このKIKUりんごを栽培・販売できるのは世界中の限られた栽培者のみとなっていて、アメリカワシントン州のCMI(動画↓) 、ミシガン州の Applewood Orchards などで栽培されています。
あっま~い♪ KIKU Appleを実際に食べてみて驚いた件
ということで、自宅でKIKU Appleを実食したのですが、一口食べてもうびっくり!濃度100%のリンゴジュースみたいな味がしました。(いや、ほんとなんです)
甘味がかなり強く蜜を舐めているような感覚にさえなって、フォークを持つ手が止まりませんでした。噛むごとにあまーい果汁がじゅわっと出てくる感じで、北米で今まで食べたリンゴの中で間違いなく一番甘かったです。
あと、濃厚なので、食べ続けると喉にくるのを感じました(汗)普通はりんご1玉余裕で食べられるのですが、今回は半分くらいで甘さの満足度がすごくて、2回に分けて食べました。
また、KIKUりんごは酸味はほぼ感じないなのですが、それでもものすっごくジューシー!硬さは普通のりんごといった感じでした。
日本でいつも食べていたフジもそれはもちろんあまーーいのですが、KIKUは日本で食べていたフジりんごのちょっと上の甘さという感じでした。北米でここまで甘いリンゴに出会うとは思っていなかったので、正直超驚きました( Д ) ⊙ ⊙
「人に勧めたくなる?」と聞かれたら、間違いなく勧めたくなるりんごです。というか、北米に住むすべての人にKIKUりんごの存在を知って欲しいと思っているくらいなんです♪
ちなみに、朝に切って昼には色が変わっていたので、変色は普通に早そうでした~。
最後に:5月25日にH-MartにTELしたら、「まだKIKU Appleの在庫あります」とのこと
最後になりますが、5月25日にダウンタウンのH-Martに確認の電話を入れたところ、「まだKIKU Appleの在庫あります」とのことだったので、一度試してみたい方はぜひお店に足を運んでみてください。(もしかしたら、他のスーパーにも置いているかもしれません!)
多分定番の販売ではなく、スポット的な一回だけの入荷で売切れ御免的タイプのりんごだと(勝手に)思っているので、お早目に( ′⌄‵ )♪