【祝!日本解禁】ちなみにバンクーバーのポケモンGO (Pokemon Go) はこんな感じ

   
  

バンクーバーの街角で、なんの変哲もない場所にスマートフォンの画面を見る人々がワラワラと集まっているのを見た事があるでしょうか。

アメリカ、オーストラリア、ニュージーランドで7月6日リリース後、先日17日にカナダで、そして22日に日本で正式リリースされ、世界中で一大社会現象となっているのがスマートフォンゲームアプリ、ポケモンGO(Pokemon Go)

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photo from ポケモンGo 日本公式サイト

ポケモンGoってなに?

ポケモンGoは、AR(拡張現実)を利用したAndroid/iOS用ゲーム。ピカチュウ、ヒトカゲといったポケモン達を捕まえてポケモントレーナーになることができる、特ににポケモン世代には胸アツなゲームなのです。

日本のポケモン公式Youtubeチャンネルで公開されたプロモーション映像

ポケモンGOはIngressを開発したGoogle社内のスタートアップ企業Nianticと任天堂により共同開発されました。2013年にリリースされ、ITやゲーム好きな人々の間で密かに人気だったIngress。このIngressで遊んだことがある方は、まさにポケモンGOがこのIngressと同じデータを使っていることがよくわかるかと思います。

また、アメリカでポケモンGoがリリースされるやいなや、爆発的に広がり任天堂の株価が50%を超える異常な上昇率を見せて、世界中の経済界でも注目の的となっています。

ポケモンGO の遊び方

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photo from ポケモンGo 日本公式サイト

プレイヤーはポケモントレーナーとなって現実の地図と対応したアプリ上のマップを移動。移動中にランダムに野生のポケモンが出現してくるほか、実在の名所旧跡などが「ポケストップ」となっており、その近くに立ち寄ることで冒険に必要なものが入手できる。遭遇して捕まえたポケモンは強化や進化させることができ、鍛えたポケモンを使って各地にある「ポケモンジム」で他のプレイヤーが配置したポケモンと対戦。プレイヤーは赤青黄の3チームどれかに所属し、他チームのジム奪還、味方チームとの共闘も楽しめる。家から外に飛び出しポケモンを集めて、めざせポケモンマスター! 

引用:AUTOMATON・「で、どんなゲームなの?」国内外で狂騒、『Pokemon GO』は実際こんなゲーム

バンクーバーでこんなことも?!

「ポケモンGOのための専属ドライバーになります」広告が出現
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photo from post id: 5678232126 on Craigslist

物の売り買いや部屋探しでおなじみの世界最大のクラシファイドサイト、クレイグスリスト(Craigslist)のリッチモンド版では、「ポケモンGOのための専属ドライバーになります」という広告が登場。ポケスポットやポケモンジムを広告主自慢の赤いトヨタFR-S車で巡ってくれるそうですよ!(笑)実に、リッチモンドらしい!1時間25ドル、1人追加あたり5ドルだそうです。

※グレーターバンクーバーでのポケモンGOの流行について話題のひとつとしてご紹介しています。この広告主さんは善意ある方かもしれませんが、この広告による取引その他トラブルについて、LifeVancouverは一切関知致しません。

ポケモンGOでデートするサービスが開始

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こちらはバンクーバーというより北米で話題になっている、PokeDatesというポケモンGOを利用したデートアレンジサービス
アメリカとカナダが対象で、Fixupというシカゴの企業が開始。近くのポケストップやポケモンジムで、マッチングした人を互いの空いている時間帯に引き合わせるシステムのようで、いまはスタートキャンペーンでクーポンコードを使えば無料だそうです。

ロブソンスクエアが巨大なポケモンハンティング会場に

Facebookにおいて、21日(木)120個のルアー(ポケモンをおびき寄せるえさ)をロブソンスクエアにセットするという告知がなされ、当日のロブソンスクエアには多くのポケモンGoをプレイするひと達が集まりました。たまたま通りかかったLVスタッフが撮影した映像がこちら↓

実はこちらは、enroot mealというランチ配達サービスの会社が主催して、ルアーをセッティング。またロブソンスクエアから1ブロック先にあるBestBuyからは、現地での無料Wifiやスマホの充電が提供された模様。加えて、#BestBuyPokéPartyというハッシュタグでソーシャルメディアに投稿すると、「ポケモンGO PLUS」(ポケモンが近くにいると光る時計)が当たるというキャンペーンを同時開催しました。
恐らく、商業的な目的で行われたバンクーバーでのポケモンGoの大きなイベントとして初ではないでしょうか。

スタンレーパークでバンクーバー最大のポケモンGO集会

facebookgroup_pokemongo

7月23日(土)午後2pm から午前4時(?!)に渡って、スタンレーパークでバンクーバー最大のポケモンGO集会が予定されていて、Facebookのイベントページでは、22日現在で2,800人が参加予定、7,000人が興味を示しています。
このイベントを主催するのはポケモンGOのバンクーバー最大のFacebookグループを運営する個人の方ですので、当日は環境に配慮した行動のお願いと、渋滞を起こさないための公共交通機関の利用を推奨していらっしゃいます。ちなみにこの日はthe Celebration of Lightのオランダの花火が打ち上がる予定ですので、ますます混み合うことが予想されますので、参加される方はご注意を。
詳しくはFacebookのイベントページを参考に。

トラブル続出!バンクーバー警察が注意喚起

リリース前から懸念されて非難も多いのが、ポケモンGOのプレイヤー達によるトラブル。すでにバンクーバーではこんなトラブルが話題になっています。

私有地に無断で侵入

ポケモンを夢中で追っているうちに気づかないあいだに私有地に!ということもプレイヤーが起こすトラブルのひとつ。バンクーバーでも多くの苦情が警察に寄せられているそうです。

そしてバンクーバーのローカルFM局102.7 The PEAKのスタッフがTwitterで投稿して話題になったのがこの写真。

「ここは私有地の庭で、この建物に住む人が利用するものです。ポケモンを追ってる人たちの場所ではありません!」

その後には「いままで生きて来た中でポケモンGOほど馬鹿げたものは見た事がない」と書いてあり、その下にリストアップされているのが、この方が見て来た一世風靡した出来事。ハマーパンツとかマカレナとか、皆さん分かりますかね?(笑)分かる方は、80年以前生まれの方でしょうか。

最後には、「そこの角にバーがあるので、そこに行って、ビールでも飲め。そして、人生の選択について真剣に考えろ。」というアドバイスも添えてあります。この方のポケモンGOの流行を憂う気持ちと怒りが伝わるようですね。

スカイトレインのレール内に侵入

先日20(火)、VCCクラーク駅でポケモンGOをプレイしている男性が線路内に侵入してアラームを鳴らし、スカイトレインがブレーキをかけるトラブルが発生しています。
それをうけて、トランスリンクは、駅や線路付近でポケモンGOをプレイする人へ黄色い線から出ないよう注意を呼びかける事態に。

こうしたトラブル以前から、バンクーバー警察では次のような注意喚起を出しています。

1.顔を上げること!
周囲に注意してください。道路に飛び出していませんか?誰かや何かにぶつかろうとしていませんか?ゲームの前にあなた自身が終わっちゃいますよ。
1:Look up
Be aware of your surroundings. Are you about to step into traffic? Are you going to crash into someone or something? You could end more than just your game.

2.あなたがよく行く場所を、知らない人が簡単に知ることになります
行く時は必ずグループで。また、子ども達は行く前に両親や周りの大人達に必ず伝えるようにすること。
2:It is very easy for any stranger to know your gathering spots.
Make sure you go with a group, and that younger kids tell parents or another adult where they’re going.

3.ながら運転をしないと誓いましょう
自転車やスケートボード、スクーター、そして車の運転中にはけしてプレイしないように
3:Say no to distracted game playing
– don’t play while riding your bike, skateboard, scooter, or while driving.

4.バンクーバーにはたくさんのプレイできる公共の場があります
私有地にはけして侵入しないように。
4:Vancouver has lots of public space.
Don’t go on or in private property.

同じように、リリース以前からポケモンGO公式から常に注意喚起をおこなっています。

そもそもスマートフォンを見ながら歩くという行為はマナー違反で、バンクーバーや他の国でもその価値観は同様です。
ポケモントレーナーの日本人の皆さんは、バンクーバーでも日本でも、通行の邪魔にならない場所で立ち止まってプレイするなど、周囲の環境に配慮することを忘れずに!
事故やトラブルに巻き込まれないように注意して、ぜひポケモン集めを楽しんでくださいね!


トロントをベースとしているプロダクション会社「Noodle Boys」が制作し話題になった、ポケモンGOの危険性をユーモラスに描いた映像

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