英語力UPにも繋がる図書館8つの有効活用法!(VPL1:知っ得編)

   
  

早くも3月。日本では1ヶ月もすれば新学期が始まりますね。
新たに目標を定め、留学やワーキングホリデーを開始する方も増える時期。
また、学習意欲が高まる時期でもあります。

 

“さて、皆さんは利用していますか??”

 

映画『シックス・デイ』や『ゲーム』、ドラマ『バトルスター・ギャラクティカ』、『ヤング・スーパーマン』や『トゥルー・コーリング』の撮影にも使われたダウンタウンの東側にある、ローマのコロッセオのようなお洒落な建物の中にある知識の宝庫。

ドラマシリーズ、『バトルスター・ギャラクティカ』の1シーン

ドラマシリーズ、『バトルスター・ギャラクティカ』の1シーン


出典:Battlestarwiki
 

2013年にはモントリオールのGrande Bibliothèqueと同率で、「World’s Best Library」1位にも選ばれた、バンクーバーのアイコンとも言えるこの建物。
*過去の記事はこちら*


実はVancouver Public Library(バンクーバー公立図書館)、通称「VPL」の一つ、Central Libraryなんです!!

Central Library

 

今回は皆さんのバンクーバー生活がより充実したものになるよう、VPLの有効活用法をまとめてみました。

続編の「読んで使える!バンクーバー公立図書館・利用ガイド!(VPL2:実用編)」と一緒に是非ご覧下さい。

VPLとは

VPLはVancouver Public Libraryの略称でカナダで3番目に大きい公立図書館のネットワークです。本館と分館合わせて21館により構成されていて、Central Libraryには約130万点以上の蔵書を備えています。昨年、VPLには約650万回の訪問があり、利用者はオンラインリソース(VPL.ca)を含めた約950万点もの本・雑誌・電子書籍・映画・音楽などを借りたそうです。

VPL Central Libraryとモシェ・サフディ

*Central Libraryは図書館のみならず、連邦政府のオフィスや売店などとともに「バンクーバー・ライブラリー・スクエア」という区画を形成しています。区画中央にある図書館は9階建ての長方形の建物で主に1階から6階に書架が並んでおり、それをぐるりと取り囲むように楕円形の読書・勉強スペースのある建物が建っています。2つの建物は橋で結ばれており、外側の勉強・読書棟は柱を並べたような壁が特徴的で、ローマのコロッセオを彷彿とさせるデザインとなっています。
 
Central Library
出典:NewToBC

*Central Libraryはパレスチナ出身のカナディアン建築家、モシェ・サフディがデザインし、カナダ最大のゼネコンであるPCL Construction社が約2年の歳月をかけて建設しました。周辺の商業スペースや市役所などとの一体計画の一環として、住民投票の結果実施されたこのプロジェクトは「バンクーバー・ライブラリー・スクエア計画」といい、バンクーバー市が企画するものとしては最大級のもので、1995年に約1億カナダドル(約90億円)をかけて完成しました。
モシェ・サフディ
出典:Construction Weekonline.in

*ユタ州ソルトレイクシティの中心部にも、サフディが手掛けたソルトレイクシティ公共図書館があり、Central Libraryと非常によく似たデザインをしています。
 
Salt Lake City Main Public Library
出典:Mimoa

VPL8つの有効活用法!

①英語教材や日本語書籍も充実!

一度に借りることのできる本やDVDは、なんと・・・・・50点!
意外と知らない方も多いのですが、VPLではnon-no(ノンノ)やanan(アンアン)等の雑誌や料理本等の日本語書籍も借りることができます!日本の流行が知りたい!日本料理を作りたい!日本が恋しい!といった様々な欲求に応えてくれるはずです。

日本の雑誌

 

そして、更に嬉しいのが豊富な英語教材!!

語学学校で使われている教材から、文法本、IELTS、TOEFL、TOEICに至るまで充実した品揃えで、皆さんの英語力アップに一役かってくれこと間違いなし!

カナダの書籍は割高です。特に、IELTS等のテスト対策をする際は、1冊だけでなく、多くの問題集を解いて本番に備えたいですよね。でも何冊も本を買うと、出費が痛いし、留学中はできるだけ物を増やしたくない、という方、是非利用しましょう!私もIELTSを受験したときに、沢山利用しました。お陰様で満足のいくスコアをゲットできましたよ。

英語教材

 

※一度に借りることのできる日本の雑誌は5冊、英語教材は2冊、一般雑誌は25冊、DVDは15本まで、カードを作ってから最初の4ヵ月間は一度につき10点までといった制限があります。

※Central Libraryでは、日本語書籍は2階(注意:入口がある階)、英語教材は4階にあります。

※英語教材に関するライブリーツアー(45分)も実施しています。このツアーの詳細は604-331-3603までお問合せ下さい。

*図書カードの作り方は「VPL2:実用編」をご参照下さい*

②1000以上のオンラインリソースが閲覧可能!

様々なオンラインリソースが閲覧できます。新聞だけでも100カ国、60言語、2000部が検索できるので、新聞の読み比べをしてみてはいかがでしょうか。
オンラインリソースはこちらから閲覧できます。

オンラインリソース

 

③取り置き(Placing Holds)や貸出延長(Making Renewal)も可能!

日本の雑誌や英語教材は書籍数も限られているし、人気です。こういう人気書籍は先にVPLのHPから予約をしておきましょう。また期限内に返却できないときは、返却日を延長することも可能です。

*取り置き・貸出延長の依頼方法は「VPL2:実用編」をご参照下さい*

④自習室や会議室を有効活用!

図書館には沢山の勉強机やコンピューターが設置されています。
自分の部屋で勉強していると、誘惑がありすぎて、なかなか集中できませんよね。そういう方は是非図書館を利用しましょう。私の場合、「図書館での1時間=自宅での3時間」の学習効率があります。家では机に3時間も座っているのに、そのうちの半分はフェイスブックを見たりと、なかなか勉強が進みません、、。
また、Central Libraryには会議室もあります。ディスカッションをしながら学習をしたい方は是非利用してみてはいかがでしょうか。会議室は当日インフォメーションデスクで予約できます。

勉強机(左)と会議室(右)

勉強机(左)と会議室(右)


 

⑤Wi-Fiやパソコンでのインターネットが利用可能!

勉強中は調べたいことが沢山でてきます。また、気晴らしにフェイスブックを開きたいという衝動に駆られることもあります。そういう時に欠かせないのがインターネット。館内ではWi-Fiやパソコンでのインターネットが利用できます。VPLには沢山のパソコンが設置されています。インターネットや音声教材の使用、文章作成や書籍の検索に、是非ご利用下さい。また、コピー機やスキャナーも利用できます(有料)。料金の詳細はこちら

*Wi-Fiへの接続方法やコピー機の使い方は「VPL2:実用編」をご参照下さい*

⑥カフェやATMもあります!

小腹がすいた、友達とおしゃべりしながら勉強をしたい、気分転換がしたい、という方もこれに応えるがごとく、Central Libraryには飲食が可能な空間が用意されています。Blenz Coffeeやピザ屋さん、ATMもあり、学生がよくディスカッションをしながら勉強をしています。

図書館カフェ

 

⑦無料のワークショップやイベント、ESLも充実!

コンピューターの使い方やキャリアや就職セミナー等のワークショップ、映画上映やトークショー等のイベント、ESL等、スキルアップや英語力向上に繋がるコースを無料で提供しています。
◆ワークショップ:詳細はこちら
◆イベント:詳細はこちら
◆ESL:詳細はこちら

イベント・ワークショップ・ESL

 
VPLでは毎月更新されるパンフレットも手に入ります。
是非チェックして下さいね!!

⑧記念撮影に!

婚礼前撮り写真として、Central Libraryの前で「パシャリ」!日本にいる友人には、イタリアで撮影したと言っても、疑われることはないでしょう。
また、バンクーバー生活思い出の記録に、帰国前に素敵な写真を沢山残しておきましょう。

婚礼前撮り撮影

 

さて、上記のメリットを最大限に活用するためには図書カードが必要です。

図書カードの発行は、基本無料です!

VPLのサービスを利用したいけど、「カードはどうやってつくるの?」「Wi-Fiのつなげ方が分からない!」という方のために、続編「読んで使える!バンクーバー公立図書館・利用ガイド!(VPL2:実用編)」では、図書カードの作り方やサービスの利用方法をお伝えします。 参考にしていただけると幸いです。

[VPL Central Library INFO]
ホームページ: http://www.vpl.ca/
住所: 350 West Georgia Street Vancouver, B.C. V6B 6B1
電話番号: 604-331-3603
メールアドレス: info@vpl.ca
フェイスブック: こちら
開館時間: 月〜木 10:00-21:00、金・土 10:00-18:00、日 11:00-18:00

[モシェ・サフディについて]
Central Libraryをデザインしたモシェ・サフディ(Moshe Safdie)はマリーナベイサンズやモントリオール万博の一環として建てられた集合住宅「アビダ67(Habitat 67)の設計で知られる著名な建築家です。こちらから彼の作品を覗いてみましょう!

 

*上記の情報は2015年2月15日時点のものです。
最新の情報は各ウェブサイトでご確認下さい。

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