“ハーグ条約”ってご存知ですか?
ハーグ条約とは、
「国際結婚が破綻した夫婦の一方が無断で子供(16歳未満)を国外に連れ去り、もう一方が返還を求めた場合、原則として子を元の国に返し、どちらが養育するかを決めると定めた条約」です。
「日本もハーグ条約加盟へ。5月にも国会承認」
というニュースが先日入りました。(参照記事)
これまで主要国(G8)では、日本だけが
ハーグ条約未加盟でした。近年、国際結婚と離婚の増加に伴い、一方の親が国境を越えて子を不法に連れ去る問題が日本では多発。それに対して、他国、特にアメリカは、子の連れ去り事案を最も多く訴えており、日本政府にハーグ条約への加盟を強く求めていました。
カナダで国際結婚をされて子供がいらっしゃる方は多いですが、
その方々はこれから日本がハーグ条約に加盟するということを知っておいたほうがいいと思います。また、これから国際結婚をされる予定の方も。
国際結婚をした場合、離婚の際は法律が日本と違うので注意が必要です。
例えば、
・日本の場合、離婚届にサインすれば、基本的にそれで離婚成立になりますが、カナダの場合は、1年以上別居している事がまずは離婚に必要、
など、いろいろなことが違います。
もちろん、離婚しないのが一番ですが、カナダで国際結婚をされる際は、
法律が日本とは違うことをよく理解しておきましょう。