
主にMetro Vancouverのバス・シーバス関連労働者を代表する労働組合「Unifor」は、TransLinkグループ最大の運行会社で Metro Vancouverのバス/シーバスサービスを担っている「Coast Mountain Bus Company(CMBC)」との労働協約交渉が決裂し、組合はストライキ実施に向けて動き出したことを発表しました。
Unifor 第111支部(公共交通機関の運転手を代表)と第2200支部(熟練技能職、サービス業、シーバスの従業員を代表)は、メトロバンクーバー全域で5,000人以上の公共交通機関従業員を代表しており、合同交渉委員会を通じて2026年2月2日にCMBCとの交渉を開始しましたが、Unifor によるとCMBCが業務委託、職場の安全、労働者の尊厳、そして組合の権利に関する一連の譲歩案を撤回することを拒否したため交渉が悪化しているということです。(※前回の労働協約は2026年3月31日に失効)
Uniforの Lana Payne全国会長は、「交通労働者は毎日メトロバンクーバーの運行を支えており、誠意をもって交渉に臨む雇用主を持つ権利がある。」「しかし、CMBCは職場の安全を損ない、労働者の尊厳を奪い、組合の基本的権利を侵害するような譲歩を要求している。これでは公正な合意は得られない。」と語っています。
また、Uniforの声明では、雇用主側の提案の中に、休憩中の労働者が安全な飲料水や使用可能なトイレに確実にアクセスできない状態になるもの、運転手の過剰な勤務時間の制限や応急処置の基準など、健康と安全の保護を脅かすもの、そしてCMBCが熟練技能者の仕事を外部委託し、管理職が組合員の仕事を吸収できるようにするものなどが含まれていると主張しています。
Payne全国会長は「第111支部と第2200支部が、安全、尊厳、そして組合の権利を守る協定を結ぶまで、決して諦めない。」と述べています。声明にはストライキ実施を求める時期については明記されていませんでしたが、今後交渉が進展しなければストライキに突入する可能性があります。
トロント交通局(TTC)と労働組合 CUPE Local 2が、5月18日(月)、暫定合意に達したことが分かりました。ストライキ/ロックアウト回避となる見通しです。https://t.co/KO4tfrtOpK
— カナダ🇨🇦トロント現地情報|LifeToronto(ライフトロント) (@LifeTorontoJP) May 19, 2026
カナダ・オンタリオ州トロントでは先日5月18日、トロント交通局(TTC)とTTCの電気、通信、信号担当職員約700人を代表する労働組合 CUPE Local 2が、FIFAワールドカップ開催を前に暫定合意に達したこともニュースになっていました。
バンクーバーも同じくFIFAワールドカップ開催地ということで、6月には世界中から旅行者がやってきて、公共交通機関を利用することが予想されています。Uniforは公正な協定の締結に引き続き尽力しており、CMBCに対し、真摯かつ誠実な姿勢で交渉の場に戻るよう求めています。今度の動向に注目です。

