海外在住者は必見!日本一時帰国時に免税(TAX FREE)でお得に買い物する方法まとめ

   
  

海外在住の方は日本への一時帰国中、日本でしか手に入らないもの、日本で買う方が安いものをまとめて買ったりしますよね?
日本でのお買い物の際によく見かける「免税(TAX FREE)」のサイン。

この日本での免税、条件を満たした海外在住の日本人も対象になることをご存知ですか?

免税

いろんなものをまとめて買うと、結構な額になってしまうこともあるので、
消費税10%分を節約できるのは嬉しいですよね!

今回は、免税で買い物をするための条件・免税対象品・買い物時&空港での手続き方法を注意点も含めてご紹介します。

1. 「免税適用」の対象となる日本人は?

消費税免税の対象には、日本を訪れる外国人だけでなく、海外に居住している「非居住者」の日本人も含まれます。
つまり、現在海外に在住の留学生、駐在者、就労ビザで働いている人、移住者などは、以下の条件を満たしていれば対象となります。
ただし、一時帰国の期間が6か月未満に限ります。

免税
photo from 観光庁Japan Tax-free Shop

2. 免税となる商品や金額条件は?

免税の対象物品は、以下の通り個人で使用することを目的とした「一般物品」と「消耗品」となっています。

免税対象
photo from 観光庁Japan Tax-free Shop

※事業用または販売用として購入する場合は、免税の対象になりません。

一般物品と消耗品それぞれの免税条件は、こちら。

一般物品 5千円以上
・国内使用可能
消耗品 5千円以上、50万円まで
30日以内に国外持ち出し
・国内使用不可(特殊包装要)
一般物品+消耗品
(2018年7月1日導入)
・一般物品と消耗品の合算額が5千円以上、50万円まで
30日以内に国内持ち出し
・国内使用不可(特殊包装要)

*金額は、1人の非居住者が同じ店舗で支払う1日あたりの合計額
*参照:観光庁Japan Tax-free Shop & 免税店.jp

どちらの物品にも、一回毎の支払い合計額に最低金額が定められています。つまり、免税対象店で4,000円の買い物を2日にわたって行った場合は、免税の対象となりません。

免税で購入した一般物品は国内で使用可能です。例えば、カメラや時計、カバンや服などは購入後すぐに開封して使うことが出来ます。

ですが、免税で購入した消耗品は、袋を開封せずに30日以内に国外へ持ち出すことが条件となっています。食品や医薬品などは日本を出国後に使用することになります。1か月以上日本に滞在される方はご注意ください。

免税で購入した後、返品交換等の理由で免税に必要な最低金額を下回った場合には、すべての商品に対して免税が取り消されるため、消費税を払うことになります。

すべての商品は税関を通ることを覚えておこう!
免税で購入したすべての商品は税関を通ります。国外への持ち出しが禁止もしくは規制されているものについては、「海外旅行者の皆様へ – 税関(PDF)」などで各自確認する必要があります。

3. 日本全国に、TAX FREEの免税店は5万店以上!

免税店というと、空港にある「DUTY FREE」の免税店を思い浮かべる人もいるかもしれませんが、「DUTY FREE」は消費税だけでなく酒税・たばこ税・関税も免税になるお店。今回ご紹介している消費税が免税になる「TAX FREE」の免税店は、日本国内の至る所にあります!

観光庁のHPによると2021年9月時点で日本全国に免税店は52,884店あり、その数は年々伸びています。
ユニクロビックカメラドン・キホーテや多くのデパート、ドラッグストアなどでも免税販売をしています。さらに近年ではセブン・イレブンファミリーマートローソンなどのコンビニでも免税サービスの導入が始まりました。

店頭にある「Japan. Tax-free Shop」のシンボルマークが、免税店である目印です。

photo from 観光庁Japan Tax-free Shop

4. 免税の手順(帰国→商品購入→免税手続き→出国)と注意点

免税を受けられる条件、対象商品などをご紹介してきましたが、ここからはどのように免税を受けるのかを流れに沿って解説していきます。

1)日本へ帰国

●パスポートに帰国スタンプを必ず押してもらおう!

一時帰国する際に注意したいのが、パスポートに帰国スタンプを必ず押してもらうこと!
免税で購入する際には、日本への帰国日を確認するためパスポートに押してある帰国スタンプの提示を求められます。
自動化ゲートまたは顔認証ゲートを利用するとスタンプが押されません。通常の入国審査を受けるか、「スタンプ(認証)が必要な方はお申し出ください」というような案内表示がありますので、それに従いましょう。

2)商品を購入&免税手続き

●パスポートと海外滞在ビザを用意しておこう(コピー不可)

免税で商品を購入する際の手続きは、大きく以下の二通りがあります。
買い物前に、免税の手続き方法について店員に確認をしましょう。

A. 商品を精算する前に”一時帰国の免税で購入したい”ことを伝え、「パスポート」を提示、その場で免税された額を支払う。お店によっては、免税専用のレジあり。
例)ユニクロやドン・キホーテ、無印良品など

B. 一度、レジで消費税込みの代金を支払う。その後免税手続き一括カウンターへ行き「パスポート」、「購入商品」、「レシート」を提示し、消費税分を還付してもらう。デパートなどによっては手数料が引かれる。
例)大手デパートやショッピングモールなど

上記いずれの場合も、販売店側が輸出免税物品の購入記録情報のデータを作成し、国税庁へ送信します。代金を支払ったレシートは念のためパスポートと一緒にしておきましょう。

免税を受けるには、購入者本人のパスポートの提示が必須で、パスポートのコピーは不可です。
「海外在住を証明できるビザ(PRカードなど)」の提示も求められるので必ず携帯しておきましょう。
また、クレジットカードでの支払いにはパスポートの名義とカードの名義が同一であることが求められる場合があります。

3)日本から出国

●空港の税関カウンターでパスポートを提示

空港でセキュリティチェックを終えた後に、税関カウンターでパスポートを提示すると、お店から送られた購入記録情報と照合されます。
実際に購入記録情報と商品の照らし合わせをされることは滅多にありませんが、万が一求められた際にすぐ対応できるよう、免税で購入した商品はすぐに取り出せるようにしておきましょう。

※免税品は、原則として「手荷物」で機内持ち込み
免税品は空港の税関カウンターを通す必要があるため、原則手荷物で機内へ持ち込むことになっています。
しかし、お酒や香水など、100㎖を超える容器に入ったあらゆる液体物は国際線の機内に持ち込めないため、受託手荷物(預け荷物)に入れることができます。カウンター職員に預け荷物に入れた旨を伝えましょう。
また、手荷物として持ち込むには量が多い、サイズが大きい、等の理由でも預け荷物に入れられる場合があります。その際もカウンター職員にその旨を伝えましょう。

5. 「免税」適用ルールを知って、賢く買い物を

ショッピング

以上、海外在住日本人が日本一時帰国時に免税(TAX FREE)で買い物をする方法をまとめました。

私も何度か日本で免税手続きをしましたが、通常のお会計プラス10~15分の手続きで消費税分が免税されたので、特にまとめ買いや大きな買い物をする際は免税手続きをする価値が十分にあると感じました。

ルールをしっかり理解して、うまく活用してくださいね♪

*本情報は、2022年7月現在のものです。

Topへ