見て、体験して、日本の魅力再発見!一時帰国でぜひ行きたい「日本の観光地10選」

   
  

カナダ生活が長くなると、日本に一時帰国する度に感じる「日本の魅力」

2017年の訪日外国人数が2869万人を記録するなど、日本に魅せられて海外から訪れる人も急増しており、「日本らしさ」を追求した観光名所が増え続けています。

そんな観光地は、久しぶりに日本に帰国する私たち日本人にも大人気!
カナダから来た家族や友人と一緒に日本観光をする際にも、存分に楽しめること間違いなしです。

今日は、LifeVancouverライターがおすすめする「一時帰国で是非行きたい日本の観光地」をピックアップしてみました。

日本の魅力を再発見できるような場所へ、出かけてみませんか?

1.江戸東京博物館

江戸東京の歴史と文化、そして未来をつなぐ博物館

東京・両国の国技館すぐ近くにある、江戸東京博物館。1993年オープンの古くからある博物館は、2015年にリニューアルをして更にパワーアップ!

6階の入口を入るとすぐに江戸時代の巨大な日本橋(原寸大)が現れ、来場者を圧倒させます。橋の下に見える江戸時代の中村座の芝居小屋は、来場者に大人気の写真スポット。館内は、この橋を境に左側は江戸時代、右側は東京の過去から現在への移り変わりに関する展示ゾーンの二つに分かれています。

この博物館の魅力の一つは、精巧なミニチュア模型や実物大に再現された模型たち。特に江戸時代や昭和の庶民の家を再現したコーナーはあまりにリアルで、その時代にタイムスリップしたかのような気持ちになれますよ。
館内では肥桶を実際に担いだり、大名の人力車に乗ってみることができる体験コーナーがあり、ほとんどの展示品の解説パネルは日本語と英語の両方で書かれています。

子どもでも外国人でも楽しめる、お勧めの博物館です!

江戸東京博物館
WEB:https://www.edo-tokyo-museum.or.jp/
住所:東京都墨田区横網1-4-1 [MAP]

2.三鷹の森ジブリ美術館

世界的に人気、ジブリの世界へ飛び込もう!

カナダに来て、ジブリの知名度&人気の高さを思い知らされた人もいるのでは?子どものころに見たジブリの独特な世界観は、大人になってから一層恋しくなることも。

そんなジブリの世界にどっぷり浸かることができるのが、東京・三鷹にあるジブリ美術館です。キャッチコピーは、「迷子になろうよ、いっしょに」

入口手前では大きなトトロが出迎えてくれ、館内に一歩入るとそこはジブリの世界そのもの!実際の映画のスケッチやイメージボードがある展示、ここでしか見られないジブリのオリジナル短編アニメーションが見られる映画館もありますよ。

注意したいのが、チケットは毎月10日に翌1ヵ月分を予約・購入できるという、完全予約制になっているということ。「前日にチケット購入」もできないので気を付けてくださいね。

三鷹の森ジブリ美術館
WEB:http://www.ghibli-museum.jp/
住所:東京都三鷹市下連雀1丁目1-83 [MAP]

3.東京デジタルアートミュージアム

世界最大規模のデジタルアートミュージアム!


photo from チームラボボーダレスお台場 公式サイト

「森ビル・東京デジタルアートミュージアム」が、2018年6月に東京・お台場に登場。CMやSNSでの広告を見たことがある人も多いと思いますが、実際に行くと、「すごーい!」と声を出さずにはいられない美しさに感動する人が続出。迷路のようになった広い館内を地図もなく歩き、扉を開けるごとに一部屋一部屋まったく違う世界が広がります。

オープンから数か月で来場者数が50万人を突破し、前売り券だけでなく当日券が完売する日も少なくないとのこと。せっかくお台場まで行っても当日のチケットを買えないことがあるので、必ず事前にオンラインでチケット購入をしましょう。
館内には約60作品が展示され、来場者が作品と一体となるような不思議な体験ができる「今までにないミュージアム」と言われています。小さい子どもを対象にした実際に遊べる展示もあり、家族そろって楽しめるミュージアムです。

東京デジタルアートミュージアム
WEB:https://borderless.teamlab.art/jp/
住所:東京都江東区青海1-3-8 お台場パレットタウン [MAP]

4.日本大相撲の観戦

日本人なら、一度は生で観戦したい「大相撲」!

日本ではいつもテレビで流れている大相撲ですが、実際に観戦する機会は滅多にないですよね。当然ですが、常に本場所が行われているわけではないので、帰国時期&本場所のタイミングが合えば、観戦のチャンス!

大相撲本場所のスケジュールは、以下の通りとなっています。

1月 一月場所 初場所 両国国技館
3月 三月場所 春場所 エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館)
5月 五月場所 夏場所 両国国技館
7月 七月場所 名古屋場所 ドルフィンズアリーナ(愛知県体育館)
9月 九月場所 秋場所 両国国技館
11月 十一月場所 九州場所 福岡国際センター

指定席チケットの購入は、オンラインや電話などでできます。席やプランによってチケットの値段に幅はあるものの、決して安くはないチケット。一番安く観戦する方法は、なんといっても当日の朝に並んで買う「当日券(自由席)」!現時点では、当日券は一枚2,200円です。
土俵から最も離れた席にはなりますが、相撲の雰囲気を十分に味わえます。

東京の場合は、午前7:45に国技館切符売場で販売は開始されます。実は私もこのチケットを利用して相撲観戦をしたことがあるのですが、平日の朝6時半頃に国技館に着いたときには、すでに長蛇の列ができていました。
相当早起きをしなければならない&チケットをゲットできる保証がないことはネックですが、この当日券で思う存分相撲観戦&国技場内のショップやミュージアムを楽しむことができたので、大満足。個人的にとってもお勧めです!

日本相撲協会公式サイト:http://www.sumo.or.jp/

5.青島

海外でも話題、「猫の島」

カナダに来てびっくり。「日本には猫の島があるんでしょ?行ったことないの?」と何人かに聞かれました。海外でもこんなに話題になっているとは・・。

この「猫の島」と呼ばれるのが、愛媛県大洲市・青島。島民9人のこの島には、なんと約210匹の猫が暮らしています!
文字通りの猫の島。大洲市の長浜港から定期旅客船で約35分ほどでアクセスすることができます。四国観光とあわせて、珍しい島へ足を運んでみては?

*2018年には「「猫の島」青島、全210匹の猫に不妊・去勢手術実施」が発表されました。青島の猫はこれ以上増えることはなく、減る一方ということを知っておきましょう

6.地獄谷野猿公苑

海外でも話題、温泉につかる猿を見に行こう!


photo from Facebook|jigokudani.yaenkoen

長野県の北部にある「地獄谷野猿公苑」は、年間を通してニホンザルの生態を観察できる場所で、観光客だけでなく研究者や写真家も訪れます。野生のニホンザルを観察できる場所は日本にはいくつかありますが、ここでは、あの「温泉につかる猿」が見られることで有名です。

1970年にその写真が米雑誌に載せられて以来、国外からも訪れる人が増えたのだとか。長野の冬はあまりにも寒く、猿も温泉に入ってからだを温めているようです。猿が温泉に入るのは通常寒い季節のみで、必ず見られるわけではありませんが、一度はこの光景を見てみたいですよね!

地獄谷野猿公苑
WEB:http://jigokudani-yaenkoen.co.jp/about
住所:長野県下高井郡山ノ内町大字平穏6845 [MAP]

7.天空でVR体験(サンシャイン60展望台)

大迫力のバーチャル体験!


photo from 天空でVR体験(サンシャイン60展望台)

最新テクノロジーが搭載された、VR(バーチャルリアリティ)を体験できる施設が日本でも少しずつ増えてきています。たとえばここサンシャイン池袋に登場した「天空でVR体験」では、一回ごとに好きなプランを選ぶことができるので、「ちょっとだけ体験」をしたい人にもぴったり。

現在は、「TOKYO弾丸フライト」や「ウルトラ逆バンジー」などがあります。
息をのむ大迫力の体験をぜひ!

天空でVR体験(サンシャイン60展望台)
WEB : http://www.sunshinecity.co.jp/campaign/cp/vr/
住所:東京都豊島区東池袋3-1 サンシャインシティ サンシャイン60ビル・60F [MAP]

8.庶民的な銭湯

500円以下で楽しめる!ゆったり浸かる日本の銭湯

(写真はイメージです)

日本で銭湯ブームが再燃!?古くからある銭湯がリニューアルしたり、新しい銭湯もできたりと、未だに日本では銭湯が人気。

たとえば東京・昭島にある創業70年以上の銭湯「富士見湯」は、2016年にリニューアルをし、浴室に印象的なカラフルな壁画が描かれました。22時間オープン、漫画・雑誌6000冊以上読み放題&キッズスペースありとなっていて、県外からもお客さんが訪れる人気銭湯の一つです。

日本で滞在する場所の近くにも、このような銭湯があるかも!?是非検索してみてくださいね。

昭島の富士見湯
WEB : https://www.fujimiyu.co/
住所:東京都昭島市中神町1260 [MAP]

9.屋形船

料理も景色も満喫!平安時代からつづく「屋形船」


photo from Facebook|屋形船晴海屋

屋形船の原型は、平安時代に遡ると言われています。今もなお残る和船には座敷や掘りごたつが備わっているものもあり、観光・移動をしながら船の中で食事をとるコースが人気です。
例えば東京では、浅草・スカイツリーやお台場のレインボーブリッジなどを眺めることができる屋形船に気軽に乗船することができます。

春はお花見、夏は花火、秋は紅葉、冬は温かい料理を頂きながら外の冬景色を眺め・・と四季折々の楽しみ方が。水面から街を眺めると、また違った一面が見られるでしょう。

屋形船は宴会のイメージが強いかもしれませんが、2名から予約可能な「乗合い(相席)屋形船」の食事プランを用意している運行会社もあります。少しでも早く予約をとることをお勧めします。
東京だけでなく、京都府の嵐山屋形船や滋賀県の彦根城屋形船も有名です。

東京都の屋形船運行会社の一例
WEB : 晴海屋 http://www.harumiya.co.jp/

10.坐禅、書道、写経などの体験

古き良き日本文化を五感で堪能!

photo from Facebook|京都退蔵院

京都だけでなく全国で、「坐禅」「書道」「写経」「読経」などの修行体験や教室を開催しているお寺が増えてきています。

長い歴史を刻んできた情緒あふれる境内で、じっくりと厳かな日本の文化に向き合える絶好の機会です。非日常な体験も、時には良いのでは?

中には、英語で指導をしてくれるお寺もあり、日本語が話せない家族や友人と一時帰国をした際にも参加可能。坐禅などの後に、庭園鑑賞や精進料理を楽しめる体験プランも出てきています。
海外生活で忘れかけていた大切な何かを思い出させてくれる体験になるかもしれません。

坐禅体験などができる寺の一例
WEB:退蔵院 http://www.taizoin.com/zen/
東光禅寺 https://www.tokozenji.or.jp/
恵林寺 http://erinji.jp/zazen


いかがでしたか?

一時期国では、久しぶりに家族や親戚、友人と会うだけで予定がいっぱいになってしまうこともあると思います。
もし時間が許せば、ぜひここで紹介したような「日本の魅力を再発見できる観光地&体験」にも足を運んでみてくださいね。

(※この記事は2018年12月24日に掲載されたものです。)

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