日本の夏と比べると蒸し暑さも殆どなく、とても過ごしやすいカナダ・ブリティッシュコロンビア州(BC州)の夏。
そして「日本に比べて蚊が少ない!」と思っている方もいるのではないでしょうか?
しかし、カナダBC州にも蚊はいます。
特に緑の多い場所では、あの「ブ〜〜ン」という嫌な音が耳元ですることも・・
そう、カナダでも蚊の虫除け対策は必須なのです!
英語では、Insect Repellent(防虫剤)Mosquito Repellent(防蚊剤)と呼ばれる虫除けアイテム。
スプレーやキャンドルなど、様々なアイテムが揃っていますよ!
今回は、LifeVancouverライターが実際に使用した感想を含め、カナダで人気のブランド OFF! の商品を例に様々なアイテムを紹介します。
目次
1. 虫除けスプレー
(Insect Repellent Spray)
虫除けのスプレーは、効果の持続時間が商品によって異なります。
例えばこちらのOFF.caの商品は、8時間効果が続く優れもの。長時間のハイキングに出かける際などにはぴったりです。
photo from OFF.ca
写真の商品名:OFF! Active® Pump Spray Insect Repellent
効果の持続時間:8時間
スプレーは、肌に合わないこともありますので、まずは少量を試してみましょう。またこの時期は、防虫スプレーと日焼け止めの両方を塗ることも多いと思いますが、WHOによると、防虫スプレーと日焼け止めを一緒に使う際は、「日焼け止めの上に、防虫スプレーを使う」方が良いそうです!
虫除けスプレーを使ってみた!
カナダでいくつかのブランドの虫除けスプレーを使っていますが、どれも独特の臭いが多少するものの、思ったほどは強くありません。パンプ式は腕などに吹きかけた後、手でまんべんなく伸ばす必要があります。
※スプレーの使用成分に注意しよう!
害虫の忌避剤として最も知られているディート(DEET)は、多くの虫除けスプレーに含まれていますが、含有量を必ずチェックしましょう。生後6ヶ月〜12歳以下の子どもには、10%以下のディートが含まれている商品を使用するようカナダ政府のウェブサイトに書かれています。1日の使用容量/回数も決められていますので、パッケージの注意書きをよく読んでから使いましょう。
また、生後6ヶ月未満の乳児には、ディートだけでなくイカジリン(Icaridin)を含んだ製品も使わないようにしましょう。
大豆油(Soybean oil)を使った虫除け製品は、年齢関係なく使用可能とされています。
※子ども用虫除けスプレーも出ています
例えばこちらの商品は、匂いもキツくなく、アロエ成分配合。
2時間しか効果はありませんが、ディートの含有量は5%です。
photo from OFF.ca
写真の商品名:OFF!® FamilyCare®Spray Insect Repellent for Use on Kids – Tropical Fresh®
効果の持続時間:2時間
2. 虫除けキャンドル
(Citronella candles)
虫除けのキャンドルはカナダでは定番で、1ドルストア(Dollaramaなど)でも見かけることがあります。
虫除けキャンドルには通常シトロネラ油が使われていて、虫除け効果があると言われています。オンラインで探すと、大きさやデザインは様々。OFF.caから出ているこちらのキャンドルは、最大50時間使えます!
photo from OFF.ca
写真の商品名:Triple Wick Citronella Candle
効果の持続時間:50時間
虫除けキャンドルを使ってみた!
夏に庭で夕食を食べる際などに、キャンドルをテーブル近くの足もとに置いています。食事をしていても、臭いは全く気になりません。様々なブランドのキャンドルをここ数年使っていますが、今のところ効果アリです。
3. 虫除けランプ
(Mosquito Lamp / Mosquito Lantern)
photo from OFF.ca
写真の商品名:OFF! PowerPad Mosquito Repellent Lamp / Lantern
効果の持続時間:最大4時間
カナダの家庭の庭やベランダでよく見かけるのが、このランプ。
卓上用の「ランプ(Lamp)」と手提げ式ランプの「ランターン(Lantern)」の2種類があり、キャンドルと殺虫剤パッド(insecticide pads)をセットして使用します。リフィル(ランプとランターン兼用)には、キャンドルと殺虫剤パッドの両方が必要です。
キャンドルと殺虫剤パッド1枚につき、効果は4時間。約4.5mの範囲で効きます。
photo from homedepot.com
虫除けランプを使ってみた!
友人宅で同商品を使っていましたが、見た目は普通のランプと変わらないので、パティオテーブルに置いてあっても違和感なく馴染んでいました。
キャンドルは静かに灯っているだけなので効果があるのか不安になりましたが、効き目はバッチリ。匂いもほとんどありませんでした。友人曰くキャンドル1つで4時間しか持たず、毎回リフィル(3つで11ドルほど)を購入しなければならないのが残念な点。
4. クリップ式防虫剤
(Clip-on repellents)
クリップ式防虫剤は、OFF.caから出ているこちらの商品が定番。ベルトやカバンなどにクリップで留めて使います。
この商品は、AAの乾電池で動くようになっています。まずは本体(ケース、ディスク1枚、乾電池付き)を買い、その後はディスクだけ交換すれば良し。リフィルディスクは2枚入りで販売されています。
広範囲には効かず、一人もしくは二人用です。
photo from OFF.ca
写真の商品名:OFF! Clip-On Mosquito Repellent Unit Fan
効果の持続時間:最大11時間
5. 蚊取り線香
(Mosquito Coils)
蚊取り線香は日本ほどは普及していないようで、取り扱っていないお店もあります。
持続時間によって値段はまちまち。
Coghlan’sから出ている商品は、1パックに蚊取り線香10本とスタンド2つが入っています。パティオやデッキで使うのに最適。
photo from Coghlan’s
写真の商品名:Coghlan’s Mosquito Coils
効果の持続時間:最大8時間
蚊取り線香を使ってみた!
Walmartのブランド”Great Value”のオリジナル蚊取り線香を実際に使ってみたところ、日本の蚊取り線香と同じ匂いがしてどこか懐かしい気持ちに!ランプなどに比べて値段も安いので、気軽に使えます。
6. アロマやハーブでナチュラルな虫除けも人気
日本と同様、カナダでもアロマやハーブを使った「ナチュラル成分配合」の虫除けスプレーを購入することができます。
ナチュラルコスメのお店やオンラインで主に見つけることができるでしょう。
また、手作りの虫除け対策も人気。
エッセンシャルオイルを使って自分で虫除けスプレーを手作りしたり、虫除け効果があると言われているハーブ(バジルやミントなど)をベランダで育てている人もいます。
10 Natural Ingredients That Repel Mosquitos(HealthLine)
https://www.healthline.com/health/kinds-of-natural-mosquito-repellant
●蚊除け対策になる9つの植物
9 plants to make your own mosquito repellent(CBC News)
http://www.cbc.ca/news/canada/prince-edward-island/pei-geranium-mosquito-repellent-1.4179087
以上のように、カナダにも蚊除けのアイテムは色々あります!
でもやはり、日本に比べると種類は圧倒的に少ないと感じます。
日本で使い慣れている虫除けスプレーなどをカナダに持ち込んでも良いかもしれませんね。
自分の肌や用途に合った蚊除け対策をしてみてくださいね!