バンクーバーのサイエンスワールドが巨大サッカーボールに変身。FIFAワールドカップ2026に向けた象徴的プロジェクト

   
  

FIFAワールドカップ史上初めて、カナダ、メキシコ、アメリカ合衆国が協力して史上最大の大会を開催するのは、皆さんもうご存じですよね。

開催が近づく中、カナダ・バンクーバーのランドマークであるサイエンスワールド(Science World)が、2026年のサッカーの祭典に向けて大きく姿を変えることが明らかになりました。

FIFAワールドカップ2026の開催に合わせ、象徴的なドームが公式試合球を模した巨大なサッカーボールを模した「The Beautiful Dome」へと変貌します。

ドーム全体がFIFAワールドカップ2026公式ボールに

Science World design – angle view (CNW Group/Destination Vancouver)

今回のプロジェクトでは、サイエンスワールドの象徴であるジオデシックドームが、FIFAワールドカップ2026の公式試合球「Trionda(トリオンダ)」を再現したデザインで覆われます。設置工事を監督するのは、1998年にカナダで設立されたザ・ルック・カンパニーです。

この公式試合球を再現するプロジェクトは、131枚の特注形状・サイズのパネルを使って、直径40メートル、ドームの360度全方位に構成されます。

トリオンダのデザインの設置は5月6日に開始され、天候状況にもよりますが、約4週間かかる見込みで、6月上旬の完成が予定されています。(※FIFAワールドカップ2026は2026年6月11日から7月19日まで開催)

ちなみに今回の公式球トリオンダは、カナダ、アメリカ、メキシコの3カ国共催という歴史的大会を反映したデザインが特徴。名前の由来もスペイン語の「tri(3)」+「onda(波)」=3つの波で、国境を越えたつながりを表現しています。

サイエンスワールドではFIFAミュージアム主催の「サッカーとテクノロジー」展が開催


photo from scienceworld.ca

もう一方で、サイエンスワールドでは、FIFAワールドカップ2026の開催に合わせてBC州が提供するFIFA Museum主催の「サッカーとテクノロジー」展が開催されます。

この展覧会では、サッカーの舞台裏をファンに紹介し、イノベーションがサッカーの進化をどのように形作ってきたかを学ぶことができます。北米初公開となるこの展覧会は、5月15日~9月7日まで開催となります。

来場者は、以下の5つのゾーンを通して、現代サッカーにおけるテクノロジーの役割を深く理解することができます。

  • Broadcasting and Media
  • Intelligent Data
  • Refereeing and Fair Play
  • Staging the Game
  • Innovation Lab

また、展示品には以下が含まれています。

  • 2020年東京オリンピックで、カナダがスウェーデンを破り、初のオリンピック金メダルを獲得した試合でクリスティン・シンクレアが着用したユニフォーム
  • 2022 FIFAワールドカップ™で、アルフォンソ・デイヴィスがカナダ男子代表史上初のワールドカップゴールを決めた、クロアチア戦の試合球
  • 2022 FIFAワールドカップ™で、カナダの初戦ベルギー戦でキャプテンを務めたアティバ・ハッチンソンのユニフォーム

スポーツの栄光を間近に感じられるこの機会をお見逃しなく!

世界中のサッカーファンをBC州に迎える象徴的なビジュアル

Science World design – front view (CNW Group/Destination Vancouver)

サイエンスワールドの社長兼CEOであるトレイシー・レディーズ氏は「エキスポ86で初めて世界を迎えてから40年、サイエンスワールドのドームは、バンクーバーの歴史における新たな特別な瞬間に立ち会えることを誇りに思います」と語っており、観光・芸術・文化・スポーツ大臣のアン・カン氏は「このような象徴的なビジュアルを実現し、世界をブリティッシュコロンビア州に迎えるという、まさに一世代に一度の機会を確固たるものにできることを大変嬉しく思います」と、述べています。

関係者は今回のプロジェクトについて、

  • バンクーバーを世界に印象づけるビジュアルを創出
  • 観光誘致や投資促進につなげる
  • 文化・経済の長期的なレガシーを残す

といった狙いを強調しています。

バンクーバー市内でも屈指の視認性を持つ建物であるサイエンスワールド。完成後はFIFA World Cupの記念写真撮影スポットとしても、世界中から大きな注目を集めそうです。今から完成が楽しみですね。

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