【大気質指数の確認方法と対策】メトロバンクーバーとフレイザーバレー地域で大気汚染

   
  

カナダBC州メトロバンクーバーとフレーザーバレーでは、9月10日(土)に大気質勧告があり、11日も継続されています。これは主に、BC州と米国で発生した火災の煙による高濃度の微粒子状物質(PM2.5)のためです。

BC Wildfire Service のアカウントによると、原因となっている火災の大部分はオレゴン州やワシントン州西部、そしてBC州の南海岸(Manning Park とHope付近の火災を含む)で発生しているものです。

この火災による煙は月曜日まで続く可能性があり、月曜日の大気も同じように煙が多くなる可能性があるので、注意してください。

そこで今回は、大気質指数を確認する方法と、PM2.5対策についてシェアします。



 

今どのくらい?大気質指数を確認する方法

まず、BC州やメトロバンクーバー地域のリアルタイムの大気質指数を確認するには、以下のページにアクセスしてみてください。1~10+のスケールで、大気汚染度が分かります。

■ MetroVancouver Current Air Quality
AirMap (Current Air Quality)

■ Government of Canada
British Columbia – Air Quality Health Index – Provincial Summary


photo from weather.gc.ca

また、「上のページにアクセスするのがいちいち面倒」「いつもURLを忘れてしまう」「カナダ全体で知りたい」という方は、アプリを使う手もあります。アプリストアで「Air Quality」などで検索してみてください。

 

PM2.5対策は?

微小粒子状物質(PM2.5)は髪の毛の太さの1/30程度で肺の奥深くまで入りやすいと言われているので、注意が必要です。呼吸器系や循環器系疾患のある高感受性者の方は、より慎重に行動してください。

大気汚染の対策としては、以下のようなことが挙げられます。

・不要不急の外出・屋外での長時間の激しい運動を減らすこと
・屋内で換気や窓の開閉を必要最小限にする(日本の環境省によると、窓を開けておくと屋内の PM2.5 濃度は屋外の濃度と同等の値になると推測されています)
・医療用や産業用の高性能な防じんマスクはPM2.5 の吸入を減らす効果があるといわれています
・必要に応じて、吸入器などを使用してください
・COVID-19などの感染症、肺疾患、心臓病、COPD、喘息、糖尿病などの既存の病状の管理を継続し、症状が悪化するような場合は医師の診察を受けてください

また、以前メトロバンクーバーが以下の空気清浄機を紹介していたのでシェアします。


ということで、皆さん外出時はもちろん、家の中にいる際も窓の開閉などを最小限に留め、十分にお気をつけください。以下のウェブサイトをぜひ参考に。

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