【海外渡航用】カナダ各州・準州が「標準化されたワクチンパスポート」を発行予定

   
  

カナダ連邦政府は本日10月21日(木)、単一の連邦国家COVID-19ワクチンパスポートを発行する代わりに、各州および準州が海外渡航時に使用できる「標準化されたカナダのワクチンパスポート」を発行する責任があると発表しました。

カナダ人は各州・準州が発行した同じようなワクチンパスポートを使用して海外渡航する必要がありますが、それを受け入れるかどうかは訪れる国の政府次第となります。

この「標準化された」ワクチンパスポートは、本日21日(木)時点で

・ニューファンドランドラブラドール州
・ノースウェスト準州
・ノバスコシア州
・ヌナブト準州
・オンタリオ州
・ケベック州
・サスカチュワン州
・ユーコン準州

8の州・準州で既に入手可能となっています。以下はオンタリオ州のもので、他の州・準州のワクチンパスポートも似たようなものになります。

ユーコン準州のものも見つけたので、以下にシェアします。


photo from canada.ca

標準化されたCOVID-19ワクチン接種証明には、「カナダ」という単語のロゴおよび旗とともに、以下が含まれるとのことです。

・所有者の名前
・生年月日
・ワクチン接種回数
・ワクチンの種類
・ロット番号
・ワクチン接種日
・ワクチン接種履歴を含むQRコード

連邦政府はこのシステムを国際的に推進することを約束していて、世界中の国境機関などが各州・準州のワクチンパスポートを認識し受け入れられることができるようにするようです。

また、連邦政府は全ての州・準州がホリデーシーズンを前に来月以内にこの標準化されたワクチンパスポートを発行することを期待しています。ダウンロードが難しいという方は、郵送でも手に入れることができるようです。

もう一方で、10月30日の時点で、カナダの空港を出発するフライトを利用 or クルーズ船の旅行 or VIA鉄道とロッキーマウンテニアの列車で旅行する12歳以上のすべての旅行者は、搭乗前に完全にワクチン接種を受ける必要があることは以前もお伝えしました。

そして今回の標準化されたワクチンパスポートがその証明書としても利用できるとのことですが、州・準州がまだ標準化されたワクチンパスポートを発行していない場合は、従来のワクチンパスポートを引き続き使用できるとのことです。

カナダ連邦政府は、既に各州・準州が国民のワクチン接種情報を保持しているため、国全体でのワクチン接種データーベースを複製するようなことには価値が限られている(≒価値が少ない)として、今回の判断に至ったそうです。

ちなみにカナダ連邦政府は「本質的でない旅行は避けるべき」としていて、「この証明は、あなたが他の国に入国することを保証するものではありません。渡航する前に、目的国と通過する国の規則を確認する必要があります。」とも記しています。

自身が居住する州・準州の標準化されたワクチンパスポートが入手可能かどうか&入手先へのリンクはこちらから確かめることができます。

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