バンクーバー滞在中にぜひ訪れたいのが、アメリカのシアトル。
日帰り観光も可能ですが、数日間滞在しても飽きることのない、見所が詰まった場所です。
バンクーバーからシアトルまでは、車で3時間半ほど。
今回は、バンクーバーからシアトルへの行き方を
「予算別」・「目的別」に分かり易く説明します!
バンクーバーからシアトルへの交通手段
まず、バンクーバーからシアトルへ行く手段は、主に以下の5つです。
2. バス
3. 鉄道
4. 飛行機
5. クルーズ
今回は、多くの人が利用する1〜3について、徹底的にご説明します!
1.車で行く場合
自家用車がある方は、気軽にバンクーバーからシアトルへ行けますよね。
レンタカーを借りたとしても、4、5人で行けば結構安く済むことがあります。
所要時間 | 約3時間半 |
費用の目安 | ガス代約$66 +(アメリカ入国時の手数料US$6)+(レンタカー代、駐車場代) |
※往復460km、ガス代$1.60/L、車の燃費が8.9L/100kmの場合
460km×(8.9L/100km)x$1.60=$65.504
知っておこう!
●国境での待ち時間によって、所要時間が大きく左右されます。
●国境での待ち時間は、Border Waite Times(WEB)で事前にチェックすることができます。
●バンクーバーからシアトル方面へ向かう際、以下の4箇所での入国審査が一般的です。
a. Peace Arch
b. Blaine / Surrey
c. Lynden / Aldengrove
d. Sumas / Huntingdon
2.バスで行く場合
photo from FLiXBUS
バンクーバーの留学生や旅行者にとっては、バスが最もポピュラーな交通手段ではないでしょうか。
所要時間 | 約4時間 |
費用の目安 | 往復バス代$65前後 +(アメリカ入国時の手数料US$6) |
主な運行会社 |
FLiXBUS https://www.boltbus.com Quick Shuttle http://www.quickcoach.com Amtrak Thruway https://www.amtrak.com/home.html |
知っておこう!
●Quick Shuttleは、バンクーバー内での乗車場所やシアトルでの降車場所が多いのが特徴。
●入国審査が行われる国境では、車レーンが混雑している場合もありますが、バス専用レーンは比較的スムーズです。
ただし、バスに乗っているメンバーの中で一人が入国審査に時間がかかると、全員で待つことになります。
3.鉄道(Amtrak Cascade)で行く場合
最高の景色を楽しみながらのんびりと国境を渡りたい方には、鉄道の旅がお勧め。
エコノミー(Coach)とビジネスクラス(Business)の2種類の座席がありますが、エコノミーでも十分に快適です。
車内には、ラウンジ車両などもあります。
所要時間 | 約4時間半 |
費用の目安 | 往復乗車代約$90〜 +(アメリカ入国時の手数料US$6) |
運行会社 | Amtrak Cascade http://www.amtrakcascades.com |
ルート | バンクーバーダウンタウンのPacific Central Station (1150 Station Street Vancouver, Canada V6A 4C7)発 シアトルのKing Street Station (303 S. Jackson Street Seattle, WA 98104)着 |
知っておこう!
●学生割引あり。(10%)
●チケットは11ヶ月前から予約可能。
●予約画面には、鉄道(AmtrakCascades)とバス(Thruway)のスケジュールが混ざって表示されますので、ご注意ください。
●バンクーバーにて乗車前にアメリカの入国審査があるため、出発の1時間前には駅に着いておく必要があります。
●座席は、ネットで事前指定ができます。窓際の席が満席だった場合も、車内のラウンジ車両に行けば、車窓からの景色をゆっくり楽しむことができます。
●車内ではカナダドルは使えません。アメリカドルを事前に用意するか、クレジットカードを利用しましょう。
●遅れることが多いので、余裕をもってスケジュールを組みましょう。
●アムトラックの駅からシアトル観光名所までの行き方はこちらを参照ください。
どのバス会社/鉄道が安いか比較してみた!
往復チケットの料金目安(例:2023年5月1日〜3日)
あくまでも目安ですが、私が2023年4月17日に【2023年5月1日〜3日のバンクーバー〜シアトル往復料金(最安値)】を調べたところ、以下となりました。スケジュールとあわせてご覧ください。
チケットを予約する時期、曜日や日時によって値段は大きく変わりますのでご了承ください。
FLiXBUS | $64 |
---|---|
Quick Shuttle | $54 |
Amtrak Thruway | $90 |
Amtrak Cascade | $73 |
●FLiXBUS
●Quick Shuttle
●Amtrak Thruway
●Amtrak Cascade(鉄道)
ESTAの申請について
日本はビザ免除プログラム(Visa Waiver Program:VWP)に参加している為、米国行きの航空機や船に搭乗する際にはESTA(WEB)が必要です。
車やバス、鉄道でアメリカへ入国する際にはESTAは必要ありませんが、有効なESTAを持っている場合は、出入国記録カード「I-94W」の記入が免除され、入国手続きがスムーズに進むことがあります。
2010年9月8日より、全てのビザ免除プログラム参加国(VWP)の渡航者は、旅行促進法により定められた14ドルのESTA料金を支払わなければなりません。
ESTA申請は旅行前ならいつでも可能です。通常一度承認されれば、米国へ複数回の渡航が可能で、ESTAは2年間または申請者のパスポートの有効期限、あるいはその他再申請しなければならない状況が発生するまで有効です。すでにESTA認証を受けた渡航者は必須項目以外の情報更新の際にはESTA費用を支払う必要はありません。だだし、新しいパスポートを取得したりESTAを再申請する場合には費用の支払いが必要になります。ESTA費用は渡航認証申請時にESTAのシステムを通して支払います。
このオンラインシステムは、ビザ免除プログラムの一部で、米国に短期商用・観光目的(90日以下)で旅行するすべてのVWP渡航者は、米国行きの航空機や船に搭乗する前にオンラインで渡航認証を受けなければなりません。引用:ビザサービス|東京、日本-米国大使館
出入国記録カード「I-94W」と手数料US$6について
アメリカ入国の際に、出入国記録カード「I-94W」の記入が必要です。(※免除される場合もあり)
バスで入国する際は、バスの車内で書くことになるので、ボールペンを忘れずに持って行きましょう。手数料US$6の支払いは、現金(米ドルのみ)、もしくはクレジットカードでの支払いとなります。
I-94とは、アメリカ合衆国に入国する外国人の出入国記録のための用紙(出入国カード)である。 米国税関・国境警備局(CBP)や米国市民権・移民局(USCIS)によって使用される。 観光・短期商用目的のビザ免除プログラム(VWP)参加国市民用のI-94W(緑色)と、その他ビザ保持者用のI-94(白色)の2種類の用紙があり、非移民ビザ・ステイタスでの入国が認められている全ての外国の市民が米国に入国する際に用紙への記入が必要であったが、2013年5月より手続きの自動化が行われ、空路・海路での入国の場合、記入が原則不要となっている。ーI-94Wとは-Weblio辞書
渡航前に最新情報を必ずご確認ください。
さぁ国境をまたげば違う世界が広がるアメリカへ、
旅してみませんか?