今さら聞けない?スカイトレイン・エバーグリーンライン(Evergreen Line)まとめ

   
  

みなさん、スカイトレイン使ってますか?

295580_502938339752675_421682117_n
photo from evergreenline

ミレニアムラインエキスポラインカナダライン3つの線でリッチモンドの空港からダウンタウンはもちろん、サレーにも行けちゃいます。

このスカイトレインに、Evergreen(エバーグリーン)という新たなラインが2016年のクリスマスまでに開通することが先日発表されました。
(追記:2016年12月2日に開通することが決定しました)

今回は、そのエバーグリーンラインについてまとめたいと思います。

 

エバーグリーンラインとは?

スカイトレインのミレニアムラインから約11Kmを増設し、バーナビー(Burnaby)からコキットラム(Coquitlam)とポートムーディ(Port Moody)までを繋ぐ新しいラインのことです。

Transit_Map_large
photo from Evergreen line公式サイト

ミレニアムラインのローヒードタウンセンター駅からエバーグリーンラインに乗り換え可能となっており、これが開通するとBC州に世界で一番長い無人自動走行の電車線が誕生することになります。

走行時間の目安
(ラファージ・レイク-ダグラス駅はエバーグリーンラインの最終駅)

ローヒードタウンセンター駅 ⇔ ラファージ・レイク-ダグラス駅間・・・15分
VCC-クラーク駅 ⇔ ラファージ・レイク-ダグラス駅・・・35分

 

エバーグリーンラインの目的とメリットは?

エバーグリーンラインの主な目的は、スカイトレイン、ウェストコーストエクスプレス、バスの乗り換えをスムーズにすること。開通すれば、以下のようなメリットがあります。

★沿線の地域コミュニティの活性化と発展
★通勤・通学に便利なコンパクトで住みやすいコミュニティを作る
★ミレニアムラインまで乗り換え無しで直通できる
★ピーク時には3分毎ごとの走行と、1日約20時間サービスを提供できる
★交通の選択肢を広げる事、またメトロバンクーバーの主要な都市とダウンタウンを繋げる
★Evergreen Line建設に関わる仕事で約8千人ほど雇用を生む
★交通機関を発達させる事でハイウェイや道路の交通量を減らし、排ガスによる汚染も減らす

WestCoastExpress
photo from translink.ca

特にエバーグリーンラインが開通することで恩恵を受けるのは、今までダウンタウンなどに行く公共交通機関がウェストコーストエクスプレスとバスしかなかったポートムーディ〜コキットラムエリアに暮らす人たちです。

これまでバーナビーやサレーまで行くにはバスか自家用車で出るしかありませんでしたが、エバーグリーンラインが開通すればスカイトレインで移動できるようになります。

missioncity
photo from Translink

※ウェストコーストエクスプレスは通勤快速のようなものです。
朝夕5本ずつの運行で、朝のラッシュ時にはミッションシティーからバンクーバーへ登る便のみ、そして夕方の帰宅ラッシュ時にはミッションシティーまで下る便のみの運行と若干不便な面もあります。

 

新しく増設される駅は6つ!駅周辺に駐車場の設置+既存駅のアップグレードも!

kousei
photo from Evergreen Line公式サイト

以下が新たに建設中の駅です。

ラファージ・レイク-ダグラス駅 – コキットラム
リンカーン駅 - コキットラム
コキットラム・セントラル駅 - コキットラム
インレットセンター駅 – ポートムーディ
ムーディ・センター駅 – ポートムーディ
バーキトラム駅 – コキットラム

工事も今秋には完了する予定です。その他、歩道や車の送迎スペース、自転車用の駐車スペースなどの工事も同時に行われていて、パブリックアートを展示するプランもあるようです。

また、駅増設に伴い周辺の地域ではパーク&ライド用の駐車場(650台分)が以下の駅に設置される予定です。(パーク&ライド・・・自家用車で最寄りの駅またはバス停まで行き、バスや鉄道などの公共交通機関を利用するシステム)

Coquitlam Central駅・・・415台分
Lafarge Lake-Douglas駅・・・150台分
Moody Centre駅・・・85台分

さらにバスのルートは新設された駅の周辺へ増便、新ルートの設立などが行われます。これらによって都市部への渋滞を緩和する見込みです。

Lougheed Town Centre Station

ちなみに、エバーグリーン開通によりスカイトレイン既存駅の利用者が増えることを見越して幾つかの駅もアップグレードされます。

ローヒードタウンセンター駅コマーシャルブロードウェイ駅では、乗り換えの利便性を考えプラットフォームが増設され、通路を広げる工事をしています。

 

エバーグリーンラインのこれまで

2016年9月、開通は2016年クリスマス前になることがオフィシャルに発表されました。最後にエバーグリーンのこれまでを簡単に振り返ってみましょう。


(トンネル掘削が完了した時の映像)

★エバーグリーンライン / 現在までの流れ
2011年に市議会で建設が承認

2013年から建設開始(2016年の夏に開通予定と発表されていた)

地盤の問題からトンネル掘削に予想以上の時間がかかり開通は延期することが発表

テスト運行が行われるものの開通はさらに延期されることが発表(2017年初頭に完成予定と発表されていた)
↓
2016年9月、今年のクリスマス前には開通されることが発表(正確な日程は未発表)←イマココ

ちなみに建設の総コストは約14億ドルで、資金はBC州(5億86千万ドル)、カナダ政府(4億24千万ドル)、トランスリンク(4億ドル)から出資されました。

2016年9月現在、建設は90%が済んでいます。開通当日には5万人の利用者が見込まれ、2021年までに利用者の数は7万人までに増えると予想されています。

 

住みやすい街ランキングに何度もランクインしているバンクーバー。

ですが、家賃の高さが深刻で、経済的にバンクーバー以外に家を持つ方が多いです。その為に通勤時・退勤時のラッシュの混み具合は何度も問題になってきました。

Evergreen Lineの開設でより便利になり、住む場所の選択肢も広がりそうですね。どんどん開発されて、更に便利になってくれればいいなと思っています!

Topへ