
バンクーバー市が現在、ダウンタウンの高層建築物に関する「Higher Buildings Policy(高層建築物政策)」の見直しを進めています。
これに伴い、ダウンタウンの展望台として知られる Vancouver Lookout で特別展示イベントが開催され、一部日時にはBC州在住者向けに無料入場も実施されています。
「将来のバンクーバーのスカイラインはどうあるべきか?」というテーマで、市民から意見を集める取り組みとなっています。バンクーバー市はダウンタウンに高層ビルを増設すべきなのか?もしそうなら、どこに建てるべきなのか?この機会に、皆さんもいっしょに考えてみてください。
バンクーバー市が「高層建築物政策」を見直し
Vancouver’s tallest building is currently the Shangri-La, at 659ft.
The city is looking at updating its Higher Buildings Policy to allow new skyscrapers to reach even greater heights.
How tall would you go? 👇 pic.twitter.com/whsQA7c9ij
— Jarryd Jäger (@JarrydJaeger) May 2, 2026
バンクーバー市によると、「Higher Buildings Policy」は1997年に導入された政策で、通常よりも高い超高層ビルをどこに、どのような条件で建設できるかを定めています。
これまで主にダウンタウンのCBD(Central Business District)エリアを中心に、高さやデザイン、公共利益、景観などに関する基準を設定してきました。現在のところ、建物の高さは215メートル弱に制限されています。現在、市内で最も高い建物はリビング・シャングリラで、高さは約200メートルです。
近年はダウンタウン外でも高層化が進んでいることから、「将来のバンクーバーのスカイライン」を改めて考える時期に来ているとしています。市は、高層ビル建設を許可することによる潜在的なメリットとして、開発業者からの拠出金による収入増加や住宅供給の増加などを挙げています。
今回の見直しでは、高層建築物が密集するダウンタウンの主要エリアにおける高さ制限の緩和が、公共の利益や都市開発目標にどのように貢献できるか、また、承認済みのグランビル・ストリート計画の実施を含む主要な取り組みをどのように推進できるかを検討しています。
この見直しは、居住性と持続可能性のバランスを取りながら、バンクーバーのスカイラインを意図的に形成する機会。保護された公共の景観は、高層建築物が適切な場所とそうでない場所を判断する上で重要な考慮事項となっています。
市民から寄せられた意見は、政策の改訂案や選択肢の策定に反映され、市議会に提出される前に、さらなる意見が募集される予定です。

Vancouver Lookoutで特別展示を開催

バンクーバー市は現在、高層建築の未来に関するアイデア、視点、ビジョンを収集するための市民参加の第1ラウンドを実施しています。その一環で、ハーバーセンターにある展望台でバンクーバー・ルックアウト展が行われています。
通常は有料の Vancouver Lookout ですが、BC州在住者向けの無料説明会が3回開催されるということで、以下の時間帯はBC州在住者に限り無料で入場できます。
5月6日(水)午後6時~午後9時 ※既に終了
5月9日(土)午前10時~午後6時
※入場時にはBC州在住であることを示す証明書の提示が必要です。LifeVancouverスタッフが訪れたときは、エレベーターに乗る前にID確認があり、BCIDを見せたらOKでした。



会場では、
- バンクーバーの高層建築の歴史
- 現在のスカイライン
- 将来的な高層化の可能性
- 景観や公共利益とのバランス
- 3D都市模型
などを紹介。インタラクティブなアクティビティに参加したり、高層ビル政策におけるトレードオフや考慮事項について意見を交換したりする機会もあります。実際に展望台から街並みを眺めながら、「今後どのような都市景観を望むか」を考えられる内容となっています。



LifeVancouverスタッフは5月6日(水)午後6時にハーバーセンターを訪問したら、既に行列ができていて、Vancouver Lookout を訪れることができたのは、1時間後の午後7時過ぎでした。
行列で1時間ほど待って、 Lookoutに来ることができました!曇りでしたが、遠くまで見えましたよ〜!この景色が無料で楽しめるのはありがたいです。 https://t.co/b91j4xavdX pic.twitter.com/vER0aObZOT
— バンクーバー現地情報🇨🇦 (@LifeVancouver) May 7, 2026
昨日 Vancouver Lookoutから見えたバンクーバーの風景をお届けします。カナダプレイスやスタンレーパークなど普段おなじみの風景も、Lookoutから見るとまた新鮮に感じましたよ。 pic.twitter.com/7XjVPMtEAJ
— バンクーバー現地情報🇨🇦 (@LifeVancouver) May 7, 2026
スタンレーパークやガスタウンなど、普段見ている景色も展望台からだと違って見えて、とても新鮮な気持ちになりました。当日は曇りでしたが、遠くまで見えて、とてもよい経験になりましたよ。
バンクーバーに長年住んでいるけど、展望台に行ったことが無いという方も実は多いのではないでしょうか?この機会にぜひ訪れてみてください。
高層建築物に関する市民からの意見は、2027年初頭に一般公開される政策アプローチの策定に反映されるということですよ。
City of Vancouver
Higher Buildings Policy Review

