カナダで妊娠したかも!?という方、おめでとうございます!
早速検査薬を使って確かめたいですし、初回の検診にも行きたいですよね。
海外での妊娠・出産は、嬉しい気持ちと同時にいろんな不安もあるのではないでしょうか。
今日は、カナダの検査薬、初回検診の予約時期と予約方法、出産までにかかる費用についてまとめてみました。
目次
1.カナダでの妊娠検査薬について
1)カナダでは、市販の「早期検査薬」が普及
妊娠検査薬は、ドラッグストアの「Shoppers」や「London Drugs」、そしてスーパーなどに併設されている薬局や薬売り場などでも買うことができます。
通常の検査薬が生理開始予定日から1週間後以降に使用することになっているのに対し、生理開始予定日の前から使用できる「早期検査薬」は、北米では随分前から普及しています。実際、カナダでも簡単に手に入ります。
店頭で見かける代表的な「妊娠早期検査薬」がこちら。生理予定日の5日前から利用することができます。
2)高いけれどクリアな判定が人気「デジタル検査薬」
妊娠検査薬でよくあるのが、「蒸発線」。
陽性のラインが見えるようで見えない・・見えていたラインが消えた気がする・・と、大事な判定結果がはっきりせず、モヤモヤが残ってしまうという経験をしたことはありませんか?
そんな曖昧な判定結果をなくしてくれるのが、最近人気の「デジタル検査薬」。判定時間になると「陽性(Pregnant)」か「陰性(Not Pregnant)」かをはっきりと表示してくれます。
3)妊娠検査薬のコストを抑えるためにできること4つ
妊娠検査薬は、時には数日続けてや毎月のように使う人もいると思います。1本に10ドル以上は、かさむとイタイ出費ですよね。コストを抑えるためにできることをまとめてみました。
通常、2本入りや3本入りのセットを買うと、1本あたりのコストを抑えることができます。特に早期検査薬では、一度陰性になっても数日後にもう一度試したい人もいるはず・・。まとめ買いがお得です。
●オンラインで購入
オンラインで購入のメリットは、安い商品を見つけられる可能性があるだけでなく、人目につくところで妊娠検査薬を買いたくないという人にもぴったりです。
オンラインでは、店頭では見かけないような10本以上がセットになった妊娠検査薬も格安で売っていることがあり、長期で妊活をしている人たちには人気の商品となっています。
Amazon.ca
Easy@Home Pregnancy Test Strips Kit,20 HCG Tests
●自社ブランドの検査薬を購入
例えばShoppersが展開しているLifeブランドなど、自社ブランドの商品は他に比べて通常お手頃になっています。正確性も99%。
●ファミリードクターのオフィスで検査
妊娠検査のためだけにファミリードクターやウォークインクリニックのアポイントを取ることは難しいこともありますが、他の診察のついでに「妊娠しているかもしれない」と伝えると、その場で検査薬とカップを渡され、検査をしてくれます。
結果は数分で分かり、MSP(BC州の健康保険)に加入している方は、診察代・検査代ともに無料です。
2.妊娠が判明!初回の検診は、いつどこで?
妊娠が判明したら、ファミリードクター(いない場合は、ウォークインクリニックの医師)を通じて近くの産婦人科を紹介してもらいましょう。自分で産婦人科を探して直接連絡することもできます。
初回の検診時期は病院によります。「妊娠12週目頃に初診をします」という場合が多いようですが、年齢や持病など懸念事項がある場合などは「まずは妊娠が発覚したなら一度来てください」と言われる場合もあるようです。
※カナダでは、産婦人科医だけでなく助産師(Midwife)を選ぶこともできます。
3.気になるカナダでの妊婦検診&出産の費用は?
カナダBC州でMSPに加入している人は、通常の検診は、血液検査や超音波検査を含めてほぼ全てが無料です。
また、出産も分娩方法に関わらず無料です。
※私自身がカナダでの妊娠~出産を通して唯一支払いをしたのが、妊娠後期の「百日咳含有ワクチン接種(任意)」です。
ただし、検診や超音波検査の回数は、日本に比べて圧倒的に少なく、検査内容も「日本に比べて充実していない」と感じる人も多いようです。
出産の際も、普通分娩の場合は出産から24時間~数日以内に退院することがほとんどです。
日本と比べると、良くも悪くも大きく異なるカナダでの妊婦検診&出産。
有料にはなりますが、出産前から出産後にかけて身体的、精神的にお産のサポートをしてくれる「ドゥーラ(Doula)」を雇ったり、プライベートのケアセンターなどで超音波検診を利用してみても良いと思います。