「Happy new year!」と言っていたのも束の間、2021年も2月となりました。時間の流れは恐ろしく速いですね~。(遠い目)
きたる2月12日(金)は Chinese カレンダー、つまり日本でいう旧暦(太陰暦)の元旦にあたります。
ご存知の方も多いかと思いますが、中国文化圏出身の人にとって旧暦(太陰暦)元旦は太陽暦1月1日よりも大事な日!
ここバンクーバーでも、在住の中国系コミュニティーが中心となってたくさんのイベントが例年開催されていますが、今年は新型コロナウイルスの影響でオンラインイベントが主になりそうです。
その前に少し Chinese New Year のことを勉強して、もっとイベントをおもしろくしましょう!
Chinese New Yearにまつわる豆知識
知っておきたい「あけおめ」フレーズ
まずは基本の挨拶から。イベントで出会う人に笑顔で使ってみると、参加している感が俄然違ってきますよ。
「新年好!」→「シン ネィン ハォ!」…北京語、タイワニーズ
「恭喜発財!」→「コン ヘイ ファッ チョイ!」…広東語
ご存知の通り、中国語にはいくつかの種類があります。世界的にもマンダリンと呼ばれる北京語がメジャーということですが、広東語も知っておくとレベルが高いやつだと思われます。
干支を知っておこう
皆さん、特に日本を離れていると、干支ってすっかり忘れてしまいませんか?
日本にいても「何年(なにどし)だっけ…」と年賀状を用意するタイミングになって思ったりするものです。
昨年2020年の干支は「ねずみ」でしたが、今年は「牛」です。
元々、干支は中国文化から流入してきた考え方で、東西南北という概念が入ってくる以前は、方角も干支の考え方を基本として表現されていました。
赤を身にまとえ
Chinese New Yearの象徴カラーはなんといっても「赤」。
下着ですらも、実はみんな赤いものを身に着けているとか…?
赤には元々「幸福」「富」「幸運」といった意味があり、さらに厄除けの力も含んでいる色であるとのこと。
この頃になると中国系のたくさんのお店や会社が赤を中心にデコレーションを始めます。以下はバンクーバーでおなじみのアジア系スーパーT&Tで見つけた飾りつけです。
日本との共通点をいくつ見つけられる?
干支の概念もそうですが、日本文化は古来から多大に中国文化の影響を受けています。その歴史的背景もあり、Chinese New Yearにはなんとなーく「似てる…」というものをいくつか見つけられると思います。
たとえば、Lion DanceやDragon Danceと呼ばれるパフォーマンスも日本の獅子舞によく似ていますね。打ち上げ花火や手筒花火で祝ったり、実はお年玉の文化もあります。中国の場合はやっぱり赤いポチ袋に入れるそうですよ。
2021年はバーチャルで楽しめる Lunafest Vancouver が開催予定
バンクーバーのチャイナタウンで開催されるチャイニーズニューイヤーパレード。毎年10万人以上の人々が集まるといわれていますが、2021年は新型コロナウイルスの影響からか、詳細な情報は現時点で未発表のままです。
しかし、「LUNARFEST VANCOUVER」と題して2月11日(木)~23日(火)にわたって、“We are a Family”というテーマのもとオンライン上で楽しめます。
また、JACK POOLE PLAZAでは「THE LANTERN CITY」と題して、巨大なランタンが2月11日(木)から28日(日)までの間飾られるので、こちらもチェックしてみてください。
旧正月をみんなでお祝いしよう!
というわけで、たくさんの情報を詰め込んだ頭はもう「新年好」ではないでしょうか??
今年は新型コロナウイルスの影響で思うように外出はできませんが、日本では味わえない海外の新年のお祝いをぜひこの機会に体験してみてくださいね~!