葡萄ジュースとワインの違いがギリギリ分かる男でお馴染み、人呼んで「味覚ダメリエ」こと某LVスタッフ。
大人の階段を駆け上がるためにワイナリーの取材に繰り出すも、しっかりとワインの良さをレポートできるのだろうか一同心配です。。。
みなさんボンジュール!
「ワインと言えばフランス!」と思い浮かべる人が多いかもしれませんが、実はカナダも世界のワイン業界で「世界一」を誇っていることが一つあることをご存知でしたか?!
それが、お土産でも必ず名前が挙がるカナダ産のアイスワイン!
実は「世界一」アイスワインを生産している国がカナダなのです!!
年間を通して250万ボトル以上のアイスワインが生産され、その総量は実に約95万リットル!!!(※アイスワイン1本の容量を 375ml とした計算です)
もし思い切って全てのアイスワインを東京ドームに流してしまえば、深さ約7センチほどの東京ドームサイズのアイスワインぴちゃぴちゃプールができてしまうほど、本当にすごい生産量なのです。
そんなにいっぱいのアイスワインをどこで作っているのか気になりませんか?!
ひとくくりに、カナディアンワイナリーは実に500カ所以上。
でも、その中でアイスワインが生産できるワイナリーはわずか96カ所しかありません。そして、その大半がカナダ東部に位置しているので、バンクーバーは無縁。。。
と思っているそこのあなた!!!!ここだけの話、
バンクーバー(ダウンタウン)から公共交通機関で簡単にアクセスできるアイスワインを製造しているワイナリーが実は一件あるんですよ。
その名も「ルルアイランドワイナリー(Lulu Island Winery)」。
そんでもって、Lulu Island Winery は
■ ワインの無料テイスティングをほぼ年中やっている
と、気になる要素満載。
そこで、既に Lulu Island Winery が気になっている皆さんのために(タダ酒飲みたさに)、LVスタッフが実際に行ってまいりました!!
目次
リッチモンドでアイスワインを製造するルルアイランドワイナリー(Lulu Island Winery)に行ってみた
デデーン!!こちらが噂の Lulu Island Winery。
ダウンタウンのWaterfront駅からカナダラインに乗りこみ、リッチモンドの Aberdeen 駅で410のバスに乗り継いで、約1時間未満で到着しました。
ワイナリーでお酒を美味しくいただくとなると、やはり行き帰りは公共交通機関が一番安心ですよね!
「リッチモンドにワイナリーがあったとは!」と驚いた方もいるのではないでしょうか?
ワイナリーの中を覗いてみると、こんな感じ。
アイスワインだけではなく、様々な種類のワインが勢ぞろい!!
ちょうどLVスタッフが訪れたときには、夏のオープンハウスイベントが開催されていました。そして、たまたまワイナリーツアーが始まりそうだったので、すかさずジャンプイン!
ルルアイランドワイナリーのツアーに参加してみた
早速、ワイナリーツアーと広報担当のロバートさんがワイナリー内を丁寧に案内してくれました!
(写真中央の笑顔の男性がロバートさん)
そして、ワイナリーは大きく3つのエリアに分けられていたので、1カ所ずつ写真付きで紹介します。
1.ワインの販売とテイスティングができる「ストアエリア」
アイスワインはもちろんのこと、ルルアイランドワイナリー産の赤ワインと白ワインもしっかり揃えられていたのでワイン好きにはたまりませんね!!
観光感覚でテイスティングを楽しんでいる人々もいれば、ここでしか買えないワインを箱買いをする常連客と思われる方も、ちらほらいました。
2. ワインの醸造とボトリングをする「工場エリア」
醸造とボトリングは現代的な機材が導入されており、全自動化ラインもピカピカでした。伝統的な製法で使われていた昔の木造の機材も、今は見学者の参考の資料として保管しているのだとか。
そして、ここでは翌日にボトリングされる予定の白ワインをテイスティングで頂きました。
ロバートさん曰く「白ワインはフレッシュな香りをエンジョイして、赤ワインは奥にある深みをエンジョイするんだ」とのこと。
ボトリング前の白ワインは、まさにフレッシュ中のフレッシュということでグイってしてみると。。。
「巨漢が新鮮な葡萄を握り潰した手で突然ビンタしたきた」時くらい失神寸前の良い香りでした。
3. グレープトンネルで試飲もできる「葡萄畑エリア」
そしてワイナリーのすぐ外には、実際ワインに使う葡萄を作っている葡萄畑エリアがドドーン。
目の前に広がる葡萄畑はあくまでもワイナリーの一部。
リッチモンドだけでなく、BC州オカナガンには15エーカーもの葡萄畑を所有していて、土地の気候も違うので、様々な葡萄の品種やワインが生産できるのです!
葡萄畑はさすがにツアーでは入れませんでしたが、葡萄畑をすこしでもリアルに体験していただけるように、「グレープトンネル」を作ってしまった Lulu Island Winery さんは素敵過ぎでした。
グレープトンネルの中には、ワイン作りに使われている品種の葡萄がちらほら。
自由に試食してよいと言われたの食べてみると。。。。
「好きな子が憧れの先輩に告白してOKもらってるのをたまたま校舎の裏で見かけた自分の心境」くらい酸っぱい。
甘さは本当にゼロで渋味がかなり強く、ロバートさん曰く「この酸味と渋味がワイン作りに適しているんだ。」とか。
ロサンゼルスの国際ワインコンペティションでゴールドメダルを獲得したLulu Island Wineryのアイスワインをテイスティングしてみた
トンネルをくぐると、ついに本日の目玉ともいえるロサンゼルス国際ワインコンペティション(全米有数のワインコンペティションのひとつ)でゴールドメダルを獲得したLulu Island Wineryのアイスワイン「Riesling Chardonnay」をテイスティングする機会がやってきました!!
試飲の前、何に一番びっくりしたかというと、先ほどテイスティングしたボトリング前のフレッシュの極みな白ワインよりも香りがとにかくすごい!!!
グラスを持ち、まだ鼻に近づけてもいないのに、すでに漂うこの上品な甘い香りはまさに
「プロレスの選手が結構高く飛んで、色んなトロピカルな果物にダイブして空中殺法で木端微塵にした時」の香りでした。
恐る恐る飲んでみると、葡萄オンリーから作られたとものとはまったく思えないくらい様々な果物の良いところを総取りしたような味わい。
ロバートさん曰く「様々なフレーバーのなか、新鮮なライチに近い余韻が目立つ」とのことですが、私からするともう口の中は完全にフルーツ・カーニバル・オン・ザショー状態でした。
最後に:ルルアイランドワイナリーは日本にもワインを配送してくれます
アイスワインのテイスティングを終えワイナリーのストアエリアに戻ると、今回の受賞を祝うために特注のケーキが準備されており、ゲスト全員に配られました。(※通常のワイナリーツアーはケーキは出ないので注意!)
色んなワインが無料でテイスティングできたことに完全に感動してしまいましたが、やはり車を運転せずに気軽に行けちゃう地元のワイナリーって素敵だなと改めて思いましたね。
そして何よりも、ルルアイランドのワインの多くは購入後に日本までお届けしてくれるサービスもあるのが便利!
帰国直前にあせって空港の免税店で味も分からないアイスワインを購入!というよりは、帰国前の最後の観光もかねて、優雅にテイスティングをしながら品定め、そしてその場で発送までできちゃう Lulu Island Winery に訪れてみるのはかなり魅力的ではないでしょうか?(もちろん、帰国しない方も日本にいる大切な人には、自分で試飲した納得のいくアイスワインを贈りたいですよね)
バンクーバーから気軽に行くことができる Lulu Island Winery 。皆さんもぜひ一度ワインを味わいに訪れてみてくださいね!
Lulu Island Winery
ストア&テイスティングルーム営業時間:毎日10am-6:30pm
住所:16880 Westminster Hwy, Richmond V6V 1A8,BC Canada
電話番号: 1-604-232-9839
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