カナダで大人気!今話題の「ピックルボール」ってどんなスポーツ?

   
  

こんにちは!カナダのバンクーバー近郊に住んでいるもなきです。

皆さんは「ピックルボール(Pickleball)」というスポーツをご存じでしょうか?

カナダでは公園やコミュニティセンター、民間のインドア施設など、さまざまな場所でプレーされている大人気のスポーツです。最近では日本でも競技人口が増えてきていますが、まだ実際にプレーしたことがない方も多いのではないでしょうか。

私は、カナダに移住してすぐの2022年夏に初めてピックルボールを経験しました。当時はまさか、ここまで夢中になるとは思っていませんでした。

今では週6日ほどプレーし、カナダで開かれる大会にも定期的に出場するほどハマっています。

今回から始まるこの連載では、ピックルボールの基本的な知識や魅力、カナダでの始め方、ピックルボールならではの文化などを、私自身の経験を交えながら紹介していきます。

初回となる今回は、そもそもピックルボールとはどんなスポーツなのか、なぜこれほど人気があるのかについてお伝えします。

【ピックルボールをプレーしている筆者】

ピックルボールってどんなスポーツ?

ピックルボールは、1965年にアメリカのワシントン州で誕生したラケットスポーツです。

テニス、卓球、バドミントンの要素を組み合わせたような競技で、専用の「パドル」と呼ばれるラケットを使い、穴の開いたプラスチック製のボールをネット越しに打ち合います。

コートの大きさはバドミントンのダブルスコートと同じで、ネットの高さもテニスよりやや低いです。

【ピックルボールのパドルとボール】

また、テニスと比べるとコートが小さいため、走る距離は比較的短く、初心者でもラリーを続けやすいのが特徴です。

ボールの性質やコートの大きさはテニスとは異なり、初めてラケットスポーツをする人でも比較的取り組みやすい競技です。

もちろん、上級者同士の試合になると話は別です。ボールのスピードも上がりますし、相手との駆け引きや素早い反応が求められます。

始めるハードルは低いけれど、上達するほど奥が深い。

これがピックルボールの大きな魅力だと思います。

なお、シングルスとダブルスの両方がありますが、カナダの一般的なオープンプレーではダブルスが中心です。

基本的なルールや得点方法については、今後の記事で詳しく紹介する予定です。

北米だけじゃない!世界中で人気が広がるピックルボール

ピックルボールはアメリカで生まれたスポーツですが、現在はカナダでも多くの人に親しまれています。

私が住んでいるバンクーバー近郊でも、公共のピックルボールコートは非常に増えてきました。

我が家の近所では、もともとテニスのハードコート4面だった場所が改修され、ピックルボールのコート11面に生まれ変わりました。

【近所に新設されたピックルボールコート】

平日の昼間でも多くの人がプレーしていて、週末には順番待ちができるほどにぎわっているコートもあります。

そして、この人気は北米だけにとどまりません。

近年は日本をはじめ、フィリピン、ベトナム、中国など、アジアでもピックルボールへの関心が高まっています。

特に面白いと感じるのは、ピックルボールが特定の年代だけのスポーツではないということです。

若い人からシニア世代まで、さまざまな年齢の人が同じコートでプレーしています。

大会でも実力別だけでなく、年齢別のカテゴリーが設けられていることがあり、幅広い世代が自分に合ったレベルで挑戦できます。

私が普段一緒にプレーしている人たちも、年齢や性別、職業、国籍など、さまざまなバックグラウンドを持っています。

こうした幅広い層が参加できることも、世界中で人気が広がっている理由の一つだと感じています。

なぜこんなに人気?ピックルボールの3つの魅力

私が考えるピックルボールの魅力は、大きく3つあります。

① 初心者でも比較的早く楽しめる

ピックルボールは、ラケットスポーツの経験がなくても始めやすい競技です。

実際、私が一緒にプレーしている人たちの中には、テニス経験者が多い印象がありますが、卓球やバドミントンの経験者もいます。

一方で、ラケットスポーツをほとんど経験したことがない人も意外と多いです。

私は10歳くらいからバスケットボールを続けていて、カナダでも週1〜2回はバスケをしています。学生時代にテニススクールに少し通った経験もありますが、ピックルボールはそれまで経験したスポーツとはまた違った面白さがありました。

最初から上手にプレーできる必要はありません。

基本的な打ち方やルールを覚えれば、初心者同士でもラリーを楽しめるようになるのが魅力です。

② 上達するほど駆け引きが面白くなる

ピックルボールは、単純に強く速い球を打てば勝てるスポーツではありません。

相手の立ち位置を見てコースを狙ったり、相手が強打しにくい場所にボールを落としたり、パートナーと連携して戦略的に戦っていきます。

特にダブルスでは、2人のポジショニングや連携がとても重要です。

初心者の頃は、とにかく相手コートに返すだけで精いっぱいですが、上達するにつれて戦術を考えられるようになります。

今でも新しい発見があり、プレーするたびにもっと上手くなりたいと感じています。YouTubeでピックルボールのプロの試合を見て研究する毎日です。

③ スポーツを通じて友人が増える

そして、私が最も魅力を感じているのが、人とのつながりです。

カナダでは、初対面の人同士でも一緒にダブルスを楽しめる「オープンプレー」という文化が広く浸透しています。

決まった友人やパートナーがいなくても、1人でコートに行き、その場にいる人と一緒にプレーできるのです。

多くのコートでは「パドルシステム」と呼ばれる仕組みがあり、プレーしたい人が自分のパドルを所定の場所に並べ、順番にゲームへ参加します。初めて会った人同士でも、自然に一緒にプレーできる仕組みです。

ゲームを重ねるうちに自然と会話が生まれ、顔見知りになり、友人になっていく。

スポーツが好きな人にとって、これほど楽しい環境はなかなかないと思います。

オープンプレーへの参加方法やパドルシステムについては、今後の記事で詳しく紹介する予定です。

初心者だった私が、今では週6日プレーするほど夢中に!

私がピックルボールを始めたのは、2022年の夏。カナダで知り合った台湾人の友人に誘われたことがきっかけでした。

最初はルールもよくわからず、プレーも決して上手ではありませんでした。それでも、周囲のプレーヤーが打ち方やポジショニング、ゲームの進め方などを親切に教えてくれました。

そのおかげで少しずつ上達し、気づけばコートに行くことが日常の一部になっていました。

以前は教えてもらってばかりだった私ですが、今では普段とは違うコートに遊びに行った際に、初めて会う人から、

「私はあなたのこと、〇〇のコートで見たことあるよ!すごく上手だよね!」

と声をかけてもらうこともあります。

自分の知らないところでもプレーを見てくれている人がいることに驚きますし、こうしてピックルボールを通じて人とのつながりが広がっていくことを、とてもうれしく感じています。

もちろん、試合に勝ったり、自分のプレーが上達したりすることも楽しいのですが、こうした人との出会いや交流も、私がピックルボールを続けている大きな理由です。

現在は週6日ほどプレーし、カナダで開催される大会にも定期的に出場しています。

ピックルボールには「DUPR」という世界共通のレーティングシステムがあり、私も自分のレベルを確認しながら、さらに上達することを目指しています。

【大会出場時の写真(右が筆者)】

まだまだ上手くなりたいですし、これからも新しいことに挑戦していきたいと思っています。

ピックルボールを始めるなら、カナダにいる今がチャンス!

私が特にお伝えしたいのは、カナダはピックルボールを始めるのに、とても恵まれた環境だということです。

日本では有料施設を利用するケースが多い一方、カナダには無料で利用できる公共コートが数多くあります。

地域によって違いはありますが、予約や利用料金が不要なコートも多くあり、気軽にプレーを楽しめます。

さらに、先ほど紹介したオープンプレーの文化があるため、必ずしも一緒に始める友人を探す必要はありません。

もちろん、最初は知らない人たちの中に入っていくことに抵抗があるかもしれません。英語でのコミュニケーションに不安を感じる方もいると思います。

でも、ピックルボールという共通の趣味があれば、言葉が完璧に通じなくても一緒に楽しむことができます。

私自身、カナダに来てからピックルボールを通じて知り合った人がたくさんいます。

もし今、カナダで新しい趣味を探している方がいれば、ぜひピックルボールを選択肢に入れてみてください。

【普段一緒にピックルボールをする仲間とミニ大会を開催したときの写真】

まずは一度、ピックルボールを体験してみませんか?

今回は、ピックルボールというスポーツの基本的な特徴と、その魅力について紹介しました。

2022年に友人から誘われたことがきっかけで始めたスポーツが、今では私の生活に欠かせない存在になっています。

競技としての面白さはもちろんですが、年齢や国籍を超えてさまざまな人と交流できることも、ピックルボールの素晴らしさです。

この連載では今後、基本ルールや道具の選び方、無料でプレーできるコートの探し方、オープンプレーへの参加方法など、初心者の方に役立つ情報を紹介していきます。

次回は「なぜこんなに人気?カナダ人がピックルボールにハマる理由」をテーマに、現地で感じるピックルボール人気の秘密をさらに掘り下げたいと思います。

ぜひ次回もお楽しみに!

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