カナダBC州の看護師が部分的ストライキ。非看護業務や不要な残業を拒否

   
  

カナダBC州内の病院や医療施設などで働く人達を代表する看護師組合(BC Nurses’ Union:BCNU)は、人手不足や過重労働、安全性への懸念、賃上げなどを巡って州との交渉を続けていますが、難航しています。

以前、組合員約5万人によるストライキ投票が行われた際には、98.2%の組合員がストライキに賛成票を投じたことがニュースになりました。その後、両者の間で暫定合意がまとまったものの、組合員の67%がその案に反対したことで否決となり、6月29日に72時間前のストライキ予告を発令しました。

そして、組合員は7月2日から州内で段階的な争議行動を開始しました。

今回の行動では、看護師は本来の看護業務以外の仕事を行わず、不要な残業も拒否します。救急医療などのエッセンシャルサービス(必要不可欠な医療)は維持されるため、全面的なストライキではありません。

組合側は、「看護師は、自分たちの仕事の価値と日々直面する現実を認める公正な合意を得る権利があります。」と語っています。


photo from BC Nurse’s Union

さらに、7月7日(火)より、BC州の看護師たちはバンクーバー総合病院(VGH)でピケッティングを行い、ストライキをエスカレートさせる予定です。患者の安全を守るため、必要不可欠な医療サービス水準は維持されます。

BCNUのアドリアン・ギア会長は「看護師はピケッティングを望んでいません。」「私たちは患者のケアをするためにこの職業に就いています。州政府と医療機関は、医療制度改善の要求を無視することはできませんし、看護師が日々直面している途方もないプレッシャーを軽視することもできません。今でさえ、医療機関はピケッティングに参加する看護師への懲戒処分をちらつかせることで、合法的なストライキを行う看護師の権利を侵害しようとしています。」と語っています。

BCNUは、政府が意味のある提案を示さなければ、今後さらに争議行動を拡大する可能性があるとしています。一方で、患者への影響を最小限に抑えながら交渉再開を目指す姿勢も示しています。今後に注目です。

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