在バンクーバー日本国総領事館から以前お知らせがあったので、知っている方も多いかとは思いますが、2025年5月27日以降にオンラインで「在留証明」を申請する場合、電子化した証明書(e-証明書)を受け取ることが可能になったことを皆さんご存知でしょうか?
BC州やユーコン準州に暮らす方は、従来通り在バンクーバー日本国総領事館で紙媒体の証明書も窓口で受け取ることができますが、e-証明書であれば、在バンクーバー日本国総領事館を訪れる必要が無いので、バンクーバー郊外など遠方在住の方には特にありがたいと感じる内容かもしれません。
現在外国のどこに居住しているかを証明する公的な書類のこと。日本国外に住んでいる日本人が、日本の役所や金融機関などに「現在の居住地」を証明する必要があるとき(例:恩給・年金受給、不動産登記、遺産相続、日本の学校での受験等の手続など)に使用されます。
在バンクーバー日本国総領事館では、日本国籍を持ち、ブリティッシュ・コロンビア州及びユーコン準州に3ヶ月以上滞在している方を対象に発給しています。(今後3ヶ月以上滞在が見込まれる人への発給も可能)
在留証明のe-証明書を受け取るためには、「オンライン在留届(ORRネット)」からオンライン申請し、手数料はクレジットカードによるオンライン決済とする必要があります。また、戸籍謄(抄)本の原本が必要な場合は、「戸籍電子証明書提供用識別符号」の入力が必須となります。
(手順1)
「オンライン在留届(ORRネット)」 からオンライン申請する
※在留証明をオンラインで申請する場合は、これまでどおり紙媒体の証明書を窓口で受け取るか、電子化した証明書(e-証明書)をオンラインで受け取るか、いずれかを選択することができるようになりました
(手順2)
手数料はクレジットカードによるオンライン決済で払う
※ 戸籍謄(抄)本の原本を必要とする証明を申請する場合は、「戸籍電子証明書提供用識別符号」を入力する
(参考)在外公館で証明を申請する際に必要な戸籍謄(抄)本の取扱いについて
申請手順については、以下の「e-証明書の申請・交付手順マニュアル」動画でも確認できます。
外務省によると、当面の間は発給できるe-証明書は在留証明のみに限られるとのことです。
ただし、在留邦人の利便性向上や事務効率化に向け、引き続き領事業務の電子化に取り組んでいくということで、今後、在外公館毎に出生証明、婚姻証明等一部の証明をe-証明書の対象に加えていく予定とのことです。(※オンライン申請の対象となっている証明は、在外公館によって異なるとのこと。また、e-証明書の対象状況については、対象公館のホームページで念のため確認してください。)
今後のe-証明書サービスの拡大に期待したいですね。
証明書の提出先によっては、e-証明書または同証明書を印刷したものが受理されず、従来の紙媒体の証明書の提出が求められることもあるとのことです。e-証明書での交付を希望する場合は、証明書を申請する前に、提出先にe-証明書による対応が可能か確認することが推奨されています。