野外災害救急法を日本語で学べるチャンス。Wilderness Advanced First Aidコース

   
  

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もしみなさんが電話の繋がらない山の中にいるとして、目の前に「脈も呼吸もあるが、外傷で立てず意識が朦朧としている」傷病者がいたら、まず何をしますか?

そして、

1.すぐに症状が良くなる
2.24時間観察が必要である
3.直ちに病院へ搬送するべき

この3つの選択肢から自信を持って適切なものを選ぶことができますか?
 
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正直なところ、ライターの私は全く分かりません。もしそんな事態に出遭ったら、怖くて逃げ出してしまうかもしれません。でも私と同じことを考えてしまった人、けっこう多いのではないでしょうか?そんな皆さんに朗報!

この度、「Wilderness Medical Associates」(以下WMA)主催で、日本人インストラクターによる日本語の講習会「4-Day Japanese Wilderness Advanced First Aid Course」が、ウィスラーで開催されることになりました!

 

そもそも野外・災害救急法って何?

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野外・災害救急法とは、怪我や病気がどれほど悪いのかを適切に判断できるようになり、

・生きている傷病者をどうやって助けられるか
・その厳しい環境からいかに救えるか

その「技術」を誰でも理解でき、両手を使って行動に移せるように作られた実践的な総合救急トレーニングのことを指します。

「技術を誰でも理解できる。」っていうところが、私はすごくいいなと思いました。実際、男性だけではなく多くの女性、そして学生から退職された方まで、とても幅広い年齢層の方が参加しているみたいです。「誰かを助けたい」と思う気持ちに性別や年齢なんて関係ないですもんね。(注:誰でも受講は可能ですが、16歳以下の方には資格を発行することはできない規定となっております。予めご了承ください。)

 

4-Day Japanese Wilderness Advanced First Aid Course について

この度、野外災害救急法 資格 日本語 4日間コースが、Whistlerで2024年11月に開催されることになりました。

以前開催された際には8日間というコース内容でしたが、今回は4日間の実地講習で資格が取得できるということで、費用的にもスケジュール的にも参加しやすくなりました。

そしてWMA主催のこのコースでは、一般のCPR(心肺蘇生)講習とは大きく違い、カナダ特有の自然条件やアウトドアで起こり得る事故、災害時に起こる都市部での「野外環境」が想定されています。座学にとどまらず、アウトドア・シミュレーションを重ねることで、正確な技術を身につけられるものとなっているのですね!

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今まで「怪我人は触らない、動かさない」といった知識しかなかった人(モロ私です・・・)も、「正しい評価」「適切な処置」、そして「そこからの行動」を決定することができるようになるので、講習後はどんな環境下でも傷病者に必要なケアーを施すことが可能となるそうです!

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(講習中の様子。皆さん真剣です。)

私はこれまで、「人の命を救うなんて自分には到底無理。」と思ってきたのですが、「自分の手で誰かを救えるようになるかもしれない。」と思うと、なんだかすっごくワクワクしてきました。参加してみようかな・・・?

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(講習後、安堵から笑顔になる皆さん。)
 

WMAについて

WMA は野外・災害救急法のパイオニア毎年世界30カ国以上でコースを開催し、10,000人の受講生がいる国際基準の資格コースプロバイダーです。

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北米での認知度はとても高く、様々なアウトドア協会や災害救助制度、教育・環境・医療機関に認められています。仕事以外でも災害に備える多くのご家庭の方、沢山のアウトドア愛好家、そしてトップアスリートに選ばれています。

ちなみに講習は何の予備知識がなくても受講できて、医療従事者やアウトドアのプロである必要はないそうです。緊急時、その場にいる「あなた」が行動できるようにWMAがカリキュラムを作ってくれているということで、これなら超インドア派の私でも参加できそうです!

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さらに今回受講してWMAの資格を取得した方は、取得後3年間以内であれば再受講が無料になります!これは資格の更新にはなりませんが、習った技術を覚えてつなげるためのもので、日本語コース参加者の方だけの特典だそうです。
(注:カナダでは日本語コースが1年に2回、日本では1年に約30回開催されています。)

学んだことを反復することで、技術がより自分のものになるのは誰でも納得なのではないでしょうか?それが無料でできてしまうなんて、WMAさん太っ腹!

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(実際の現場で実習をしているかのように、アウトドアでの練習では受講生を救助者とリアルな化粧をした傷病者に分けて、何度もシミュレーションを繰り返します。)

また、日本人インストラクターが運営する日本支部WMA Japanは震災後2012年より始動し、北海道から沖縄、日本全土で日本人による日本人のためのコースを開催しています。2013年10月には社団法人格を取得し、公益性の高い講習事業を継続して実施しています。(※日本語ウェブサイトはこちら – https://www.wmajapan.com/)
 

コース参加者の声

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多くの参加者の方から「とても実践的で効果的だった!」「このコースを受けて本当に良かった!」などの喜びの声が届いています。
 

インストラクター「太田拓野さん」の講習にかける想い

WMAの講習を教えるインストラクターは全て医療資格を持ったアウトドア・プロフェッショナルです。

今回は、WMA初の日本人インストラクター「太田拓野(おおた たくや)さん」による日本語テキストを使った日本人だけのコースとなっており、北米の英語カリキュラムと環境をそのままに、日本語で理解し、それを技術として世界中どの現場でも使えるように学びます。

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拓野さんは現在、救急救命士としてウィスラーで働いています。(カナダでは本当に希少な日本人救急救命士!カッコイイ!)そして、ウィスラーではスキーパトロールをすることで毎日現場の傷病者に向かい合っているそうです。これはつまり、現場の技術を直接プロフェッショナルから学ぶことができるチャンスということですね!

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(ヨーロッパアルプスで5シーズン山のガイドをしていた拓野さん。写真はスイスのベッターホルンを登頂した時のもの。)

そして今回、拓野さんとお話させていただく機会があり「なぜこの職業を選んだのか」を教えてくださいました。

野外・災害救急法をカナダに住む日本人の方にも知っていただきたいと願っています。

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僕は個人的にですが、仲の良い友人達を山で亡くしました。その時に、腕の中で死んでいく友人にもっとできることがあったんじゃないか、助けられたんじゃないか、という気持ちが元でインストラクターになりました。

また、震災後に日本に帰って多くの方に出会い、同じ気持ちを持つ方が沢山いるとわかりました。もうそんな気持ちに、誰もなって欲しくないと思っています。

「自分にはそんな状況は起こらない」と、僕たちは考えてしまいます。でも実際に起きた時に、自分の手に技術があるのとないのとでは、大きな差があります。普段は英語のコースを教えているのですが、今回は日本語のコースを開催することができましたので、皆さんにぜひ参加して欲しいと思っています。

もしもの時、大切な人を「あきらめない」なら、この技術を持っていてください。

 
この太田さんの言葉を聞いたとき、私はなんだかボーイスカウトに所属していた子どもの頃を思い出しました。

あの頃は親に言われるままいつも嫌々参加していて、野外・災害救急についても勉強したのですが、今は全く覚えていません。「もっと真面目に聞いておけばよかった・・・。」なんて、今になってすごく思います。

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もし大切な誰かに怪我や病気が起きた時、あなたは自分の手でケアできますか?

 
「この機会を逃したら、将来後悔することがあるかもしれない。」と少しでも思うのであれば、「今参加して損することは何一つないな。」と私は思います。あなたの想いはいかがですか?よく考えてみてくださいね。

4-Day Japanese Wilderness Advanced First Aid Course
野外災害救急法 資格 日本語 4日間コース開催 in Whistler

開催日時:2024年11月2日(土)~5日(火) 朝8時〜夕方6時まで
会場:CSBA Campus
住所:4295 Blackcomb Way #202 Whistler, BC
講習費:$555.00 includes Tax
※講習費用・資格費用として合計$555.00(税込)がかかります。この代金には宿泊費用や食事代金は含まれません。

※コースの詳しいカリキュラムが知りたい方はこちら

WMAホームページ(英語): www.wildmed.com
WMAホームページ(日本語): https://www.wmajapan.com/

 

お申込み・お問い合わせはこちら

担当のエンデバーツアー Yuki Matoba さんまでご連絡ください。
(TEL:1-604-932-8446 / Email:matoba@csbawhistler.com

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