みなさん、ゴミの分別きちんと出来ていますか?
いわゆるゴミとリサイクル出来るものの分類など、日本との違いに戸惑うことはありませんか?
これから新たにバンクーバーにやってくる人も多いはず。
そこで!!今回はバンクーバーのゴミ分類方法と気軽にできるリサイクル方法をまとめてみました。
まずは基本中の基本、自宅のゴミ分類方法からスタートしてみましょう。
自宅のゴミ分類方法
自宅のゴミは、大きく以下の4つに分類されます。
お住まいが一軒家のハウスなのか、アパートやコンドなどの集合住宅なのかによってゴミを入れるコンテナの形状や大きさが変わりますが、4つの分類はほぼ変わらないはずです。
写真と一緒に確認してみてくださいね。
1:Garbage(一般ゴミ)
photo:City of Vancouver
いわゆる一般ゴミと呼ばれ、黒いフタのBin※、またはコンテナに入れます。
詳しくはこちらを参考に。
なんでもかんでも捨ててしまいがちですが、このGarbage Binに入れられるものって実は意外と限られているのです。
お菓子の空き袋やジップバッグ、ラップ、野菜や果物が入っていたネットなどは一般ゴミとして出します。
以下はGarbage Binに入れられないものの例です。
生ゴミ(食べ物のゴミ)
photo:City of Vancouver
リサイクル出来るもの
photo:City of Vancouver
タイヤやバッテリーなど
photo:City of Vancouver
詳しい分類の仕方はこちらを参考にしてください。
2:Food Scraps(生ゴミ)
2015年からメトロバンクーバーでは一般ゴミと有機ゴミの分別が義務付けられました。
有機ゴミ、日本でいう「生ゴミ」は、Green Binに入れます。緑色のフタのBin、もしくは小さな緑のプラスティックの箱に入れます。
野菜や果物のくず、食べ残し、肉や魚の骨、卵のカラ、キッチンペーパーや漏水防止処理のされていない紙皿・紙コップ、コーヒーフィルターやティーパック、油のついたピザの箱なども含まれます。
これらの生ゴミ(有機ゴミ)は埋め立てられるのではなく、堆肥化したり、バイオ燃料として利用されます。
photo:City of Vancouver
このGreen Binは、生ゴミ(Food Scraps)と庭木(Yard Waste)のみを入れるものなので以下のようなものは入れられません。
photo:City of Vancouver
詳しい分類の仕方はこちらを参考にしてください。
3:Mixed Containers (プラスティック、缶、飲み物の紙パック等)
Mixed Containersにはリサイクル出来るものの多くが入れられます。Mixed Containersと書かれたBin、もしくはリサイクルマークの付いている青いプラスティックの箱に入れます。
photo:City of Vancouver
牛乳やジュースの容器(紙もプラスティックも)、洗剤の容器、缶ビン類、ヨーグルトやアイスクリームの容器、アルミホイルやアルミ皿などがMixed Containersに分類されます。
日本ではプラスティック・ビン・缶、というように細かく分類する地域も多いですが、バンクーバーではリサイクル出来るものの多くがMixed Containersに入ります。
※一軒家やアパート・コンドなどのお住まいによって、ガラスビン専用のグレーのボックスがあるところもあります。
詳しい分類の仕方はこちらを参考にしてください。
4:Mixed Papers and News Papers(紙類)
リサイクル出来る紙類はMixed Paperと書かれたBin、もしくはリサイクルマークの付いた黄色い袋に入れます。
photo:City of Vancouver
新聞やチラシ、雑誌やカタログ、コピー用紙や電話帳、包装紙やグリーティングカード、段ボール(Cardboard)などがMixed Paperに分類されます。
※アパートやコンドなどの集合住宅によっては、段ボール(Cardboard)は別コンテナが用意されている場合もありますので、各集合住宅のルールを確認してください。
詳しい分類の仕方はこちらを参考にしてください。
乾電池、電球、コンセント等のリサイクル方法
使用済の電球、乾電池、コンセント、ケーブルも、捨てずにリサイクル!
バンクーバー市内では色んなお店にリサイクルボックスが設置されています。
BEST BUY
ゲームから家電製品まで何でも揃うBEST BUYにはこんなリサイクルボックスが設置されています。
インク、インクトーナーカートリッジ、乾電池、携帯電話、ケーブル、DVD、カメラ、リモコン等、多くのものをリサイクルすることが出来ます。是非活用してくださいね。
Canadian Tire
家具、家電、車用品と幅広い品ぞろえのCanadian Tireでは電球のリサイクルが可能。
IKEA
みなさんご存知のIKEAも、リサイクル活動に力を入れている企業のひとつ。
photo:IKEA
電球や乾電池等のリサイクルが可能です。
日用品のリサイクル:ドネーション
街中でこんなものを見かけたことはありませんか?
バンクーバーでは街のあちこちに、衣料品、靴、書籍、日用品等をドネーション(寄付)出来るボックスを見かけます。着なくなった服、靴、読まなくなった本など、まだまだ他の人に使ってもらえるものをドネーションするのも素敵なリサイクル方法のひとつですね。
日用品のリサイクル:Thrift Shop
同じように、主にドネーション制をとっているのがThrift Shop。
こちらはいわゆる中古品店、古着屋といった感じです。ただ、自分の使わなくなったものを「売る」のではなく「無料で渡す=ドネーションする」のが基本。そのドネーションされた品物を安価で販売しているがThrift Shopです。
色んなお店の情報が見られる便利なYelpでは人気のあるThrift Shopランキングが出ているので、興味のある方は検索してみてくださいね。
空き瓶や空き缶等のリサイクル
バンクーバーでは、ペットボトルや缶ジュース、多くの紙パック入りのジュース、お酒等を購入する際に“Deposit”を支払います。
飲み終えた後の空きビンや空き缶をスーパーやリカーストアに持っていくと、一本に対して5~10セントのDepositを返金してもらえます。ひと手間かかりはしますが、そのままリサイクルに出してしまえば払いっぱなしだったDepositが戻ってくるのはちょっと得をした気分になれます(笑)
ただし、一日に持ち込める数には上限があるので、詳しくは各店舗のウェブサイト等でご確認ください。
以下はリサイクルを受け付けている主な店舗の情報ですので参考にしてください。
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みなさんも是非、リサイクルやリユースを生活の中に取り入れて、環境に優しいエコな暮らしを実践してみてくださいね。
※この記事の情報は2022/03/21時点のものです。最新の情報はバンクーバー市のウェブサイト等を確認してください。