【スコヴィル値2,200,000】世界一辛い唐辛子をバンクーバーの男性が育てている件

皆さん、まずは下の30秒動画をご覧いただけますか？

茶目っ気が仇となった典型的な例ですね。

この少年、世界でも名を知られている激辛「Ghost Pepper」(写真上)を口にしたんですが、実はバンクーバーにそれをはるかに上回る世界で一番辛い唐辛子を育てている人がいるって知ってました？

今回は野菜ソムリエHiroがお届けする世界一辛い唐辛子のお話しです。

バンクーバーのマーポールにお住まいのBrad Doddsさんは、世界一辛い唐辛子

「カロライナ・リーパー」

を、Bradさん家の裏庭で育てています。

しかしBradさんによると、実るまでに2年かかったそうで、初年度は花だけ咲いて実が成らなかったとのこと。どうですか、

このプリップリのCUTEな見た目
(もっと成長すると禍々しくなると思われます)

こんなにプリティーなペッパーさんが、人類を脅かすほどの辛さを内側に蓄えている野菜（凶器）だなんて信じられませんよね。

ということで、Bradさんとお友達がカロライナ・リーパーを食べたときの感想がこちらです。

“Not as hot as I was expecting. Way more flavourful,”
(思ってたほど辛くないね。それより風味がいいよ。)

“Tastes like a smoked orange … (but) way hotter,”
(スモークしたオレンジみたいな味だよ・・・辛いけどね。)

と、お二人とも勇者のようなコメントを残していますが、一般人は下の動画のような顔になります。

ということで、ここで辛すぎる唐辛子の例を見てみましょう。野菜ソムリエのHiroは、2年くらい前にこの件を調べたことがあるのですが、王者はカロライナ・リーパーではなくて別の唐辛子だったんですよ。

スコヴィル値(Scoville Heat Units)とは唐辛子の辛さを表す単位のこと！トウガラシ属の植物に含まれる辛味成分のカプサイシンをもとに測定されます。

shu

ちなみにバンクーバーの人たちが大好きなハラペーニョが「2,500-8,000 SHU」といわれており、カロライナ・リーパーは「2,200,000 SHU」です。つまり、ハラペーニョが 2,500 SHUとすると、

カロライナ・リーパーの辛さは880倍

戦闘値が高すぎてスカウターもそりゃ壊れます。ちなみに日本で大人気の鷹の爪は「50,000～60,000 SHU」といわれていますよ。

ということで、2015年9月3日現在のぼくが知っている範囲でのランキングをご紹介します。「まだこんなのあるでぇ！！」「おいおい！あれを忘れんなよなっ！」っていう方がいたら、ぜひ教えてくださいね。
(数値はいろんなサイトで少しずつ違うので、あくまで参考程度にしてくださいね！)

写真	名前	スコヴィル値
	①カロライナ・リーパー(Carolina Reaper)	2,200,000 SHU
	②トリニダード・モルガ・スコーピオン(Trinidad Moruga Scorpion)	2,009,231 SHU
	③ポット・ダグラー(7 Pot Douglah)	1,853,936 SHU
	④トリニダード・スコーピオン・ブッチ・テイラー(Trinidad Scorpion Butch T)	1,463,700 SHU
	⑤ナーガ・ヴァイパー(Naga Viper)	1,349,000 SHU
	⑥インフィニティ・チリ(Infinity chili)	1,170,000 SHU
	⑦7ポットプリモ(7 Pot Primo )	1,268,250 SHU
	⑧ブートジョロキア( Bhut Jolokia (Ghost Pepper) )	1,041,427 SHU
	⑨7ポットバラックポール( 7 Pot Barrackpore)	1,000,000 SHU
	⑩７ポットレッド( 7 Pot Red (Giant) )	1,000,000 SHU