【衝撃映像アリ】絶対に撮ってはいけないセルフィー!?

   
  

夏真っ盛りですね〜。Facebookなどでは毎日の様に真っ黒に日焼けした友達や、海や山に囲まれた大自然の写真などを目にして、みんな夏を満喫している様子。今やすっかり写真撮影の定番になったセルフィー(自撮り)ですが、こんな時には注意が必要です。

野生動物と撮るセルフィー

先日、イエローストーン国立公園(アメリカ)を訪れたブランディさん親子が、ある動物に出会いました。それが バイソン。

ごっついバイソンphoto from https://en.m.wikipedia.org/wiki/American_bison

こんなゴッツイ動物に出会った親子。大興奮で近付き、バイソンとのセルフィーに成功。その写真がコチラ

バイソンセルフィー親子photo from ABC News

満足気な笑顔、しかし このあと悲劇が、、、、。

バイソンに猛烈に追いかけられる

この撮影直後、ナント!!!バイソンが全速力で追いかけてきたのです!!!死に物狂いで逃げるブランディさんをバイソンの角が捉え、ぶるん ぶるんと投げ飛ばしてしまいました。その時にブランディさんが履いていたパンツがコチラ。
追っかけられて破れたパンツ
photo from ABC News

この破れ方を見れば命を落とさなかったのが不思議なぐらいです、、、、、。
ブランディさんは「絶対に野生動物に近付かないように」という注意書きを読んでいましたが、周りを見ると近付いて写真を撮っている人がいたので、「あ、大丈夫なんだ。」と思ったそうです。

こちらの映像は別の観光客がイエローストーン国立公園を訪れた時のもの。少し画像は悪いのですが、バイソンの恐ろしさが一目でわかる衝撃映像です。

 

車に乗ってても気をつけて!

コチラはウィスラーやバンフなどでも遭遇する可能性のあるクマに出会った家族の映像

車に乗っている時にこのような場面に遭遇したら、急発進などは絶対にしないでください。急な動きは彼らの好奇心を引く可能性があります。その他、注意事項はコチラを参考にしてください。

 

じゃ、小さくてカワイイ動物と撮ろうかな

なんて思う方もいるのでは?例えばカナダではよく見かけるリス。小さくて本当にカワイイんですよね〜。そのリスとのセルフィーを試みたこの男性

セルフィー リスと一緒photo from http://www.huffingtonpost.com/2014/04/30/squirrel-selfie_n_5242242.html

これもベストショット!!と思った次の瞬間

セルフィー リスアタックphoto from http://www.huffingtonpost.com/2014/04/30/squirrel-selfie_n_5242242.html

リスに激しく攻撃されてしまいました。
気持ちはよく分かるんですけど、野生動物との近付き過ぎるセルフィーは危険なので絶対にやめて下さい。

<パークレンジャーから野生動物撮影の際の注意>
・最低でも25ヤード(約23m)離れて撮る
※バイソンの場合は最低25ヤード(約23m)、クマやオオカミの場合は100ヤード(約91m)
・撮るならズーム機能を使う
・エサを絶対に与えない

これに加えて、以前紹介したデルタにあるO.W.Lセンターという野生猛禽類の保護施設の方の話の中でもありましたが、(O.W.Lセンターの記事は→コチラ)
例え中身の入っていないスナック菓子などの袋でも、日に照らされてキラキラ光って動物を引きつける事があるそうなので、野生動物を引きつける原因となるゴミをむやみに捨てないという事も重要です。

 

エサを与える事は違法です!!

It is illegal to feed, entice, or disturb any animal in a national park.(Parks Canadaより)

エサを与えたり、むやみに野生動物の気を引いたり刺激する行為は違法にあたります。

コチラは先日公開されたバンフ国立公園内でブラックベアーにエサをあげている観光客の映像

イエローストーンのパークレンジャーの方が、「車の中から野生動物を見ると、あたかもサファリパークに来たみたいな感覚になってエサを与えたりする方がいらっしゃるんです」と話していました。とても残念な事ですね。

因みにこの観光客は後日、$ 1000 の罰金を取られました。
(※最大で $ 25,000 )

バンフ国立公園では、この様な場面に出くわしたら即、下記に連絡して欲しいと呼びかけています。
Parks Canada 1-888-WARDENS(927-3367)

 
罰金うんぬんは別として、野生動物と私達の住む世界は別物です。
野生動物が多く生息する美しいカナダの大自然はルールを守って楽しみましょう!!!

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