40周年目の世界最大のCGの祭典「SIGGRAPH2013」レポート

   
  

SIGGRAPHとは、コンピュータグラフィックスとインタラクティブ技術のカンファレンスとエキシビジョンで、2013年の「SIGGRAPH2013」は、カリフォルニア州アナハイム市Anaheim Convention Centerで7月21日~25日で開催され
1万7千人以上が参加しました。

私の最初のSIGGRAPH参加は1994年のフロリダでの開催で、今まで12回ほどSIGGRAPHの参加でしたが、今回のアナハイムは初めての訪問でした。

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会場はディズニーランドのすぐ近くにあり、花火や家族連れからもディズニーランドの雰囲気が十分に伝わって来ました。

この回のテーマは「LEFT BRAIN AND RIGHT BRAIN」で「アートとテクノロジーの融合!」といった感じです。興味深いテーマです。

2014年のSIGGRAPH 2014はバンクーバーで開催です!

BC州バンクーバーはデジタルコンテンツ業界の優遇政策もありILMやMPC、DigitalDomain 等の多くの映像スタジオがオフィスを作っていて、デジタルコンテンツ専門の学校も多数ある、2011年に最初の米国以外での開催に続いて2回目の開催。

SIGGRAPHの主な内容:
「CG関連の論文発表」
「最新CG映像のメイキング解説」
「SIGGRAPHアワード表彰」
「Computer Animation Festival (CAF)」
「Emergency Technologies」
「CG関連製品の展示」

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カンファレンスでは、論文発表は約160件、ポスター約120件、アートギャラリー約15件、スタジオワークショップ約10件と今年も活発なカンファレンスでした。

ウェブサイトで各プレビューも準備されていました。
http://s2013.siggraph.org/attendees/siggraph-2013-video-previews
以前は印刷物提供されていた資料のデジタル化による環境対策や、有料DVDを購入しないと見れなかった講座の一部が無料公開もされる等の新しい試みもされていました。

最近は研究論文から製品化までのサイクルが早くなっていて多くが市場での利用の期待が多い。

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■SIGGRAPH 2013 のアワード受賞者です。

「Steven Anson Coons Award」 (CG業界のノーベル賞的な)
Turner Whitted氏 (TWI Research)
「Significant New Researcher Award」
Niloy Mitra氏 (University College London)
「Computer Graphics Achievement Award」
Holly Rushmeier氏 (Yale University)
「Distinguished Artist Award for Lifetime Achievement in Digital Art」
Manfred Mohr氏
「Outstanding Service Award」
Mary Whitton氏 (Renaissance Computing Institute, University of North Carolina)

今回はスケジュールの関係で短い参加になりましたが、来年のバンクーバーでのSIGGRAPH2014では更に先進技術が現実化するサイクルが加速するのではと思い意欲的に参加しようと思います。

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