カナダ建国150周年を祝って、「海の貴婦人」と呼ばれる日本の海洋練習帆船、海王丸がリッチモンド市の港スティーブストンにやってきます！
これを記念して、５月５日（金）〜7日（日）に海王丸とともにカナダ建国150周年を祝うフェスティバルが開催されます。

海王丸とは

海王丸は、海技教育機構が保有する日本を代表する大型帆船で、船員教育訓練に使われる航海練習船です。一般に向けても海洋教室や体験航海として青少年の教育にも利用されています。現在の海王丸は1989年に竣工した２世代目にあたります。

総重量は2,556トン、全長は110.09メートル、幅は最大13.8メートルで、最大速力は14.09ノット、臍帯搭載人員数は199名の規模の帆船です。

ちなみに、1930年（昭和5年）に進水した初代の海王丸は、二代目の就航に伴い、用途廃止され、現在は富山新港の「海王丸パーク」に係留展示されています。

現役の海王丸に乗船できる貴重なチャンス

今回のフェスティバル期間中の５月５日（金）と６日（土）は、海王丸に乗船できるチャンスがあります。
ただし、こちらは各スケジュールで乗船できる人数に限りがありますので、事前にチケット（無料）を手に入れる必要があります。特に５日（金）は学校のクラス単位で乗船が予約されるため、チケットの数がかなり限られます。

チケットはこちらからオンラインでお早めに予約を。

音楽やダンスなどのエンタメや花火も

フェスティバル期間中は、北米やヨーロッパで人気のAlan Doyleを筆頭にした多くのミュージシャンよる音楽ライブの他、バンクーバーやリッチモンドのダンスや楽器パフォーマンスも行われます。その他、子ども向けの人形劇や歌などのステージもありますので、海王丸を見ながら、さまざまなエンターテイメントとともに子ども連れでも１日楽しめます。

※詳しいステージイベントスケジュールはこちらからチェックを。

また、６日（土）の夜には花火もあがる予定ですので、お天気に恵まれたら雄大な海王丸と花火とのコラボレーションが見られるかもしれませんね。
↓は初代海王丸が展示されている富山新港での花火大会の様子。

photo from 「i北陸」

海王丸の航海スケジュール

今回、海王丸は、船長や航海士を目指す110人の実習生をのせて、東京・晴海ふ頭から４月5日出港。現在リッチモンドのスティーブストンに向けて航行中です。リッチモンド出港後は、ハワイのホノルルへ向かいます。

↓は4月5日のテレビ東京で放送された日本での出港式の模様です。

こうした実習訓練を頑張っている初々しい実習生たちを乗せて、いよいよ海王丸が、ここカナダのリッチモンド・スティーブストンにやってきます。ぜひ海王丸の雄大な姿や頑張る彼らに会いに、期間中はスティーブストンまで行ってみてくださいね！

イベント詳細

Ships to Shore King of the Sea
開催日時：5月5日(金)～7日(日)

開催場所：Garry Point Park
入場料：無料
Web：shipstoshore.squarespace.com