近日、日本に帰る予定があるバンクーバー在住のみなさん。あるいはもう少ししたらバンクーバーに戻ってくる予定がある日本のみなさん!
明日のAppleイベントでおそらく発表される予定の iPhone6S(仮称)を、どこの国で買うか迷ってるんじゃないですか?
photo from http://www.apple.com/live/2014-sept-event/
Apple製品の各国での販売価格は、なるべく国別の価格差をなくすように定期的に修正されているものの、為替や税金の差があるので、同じ製品でも国によって若干値段が変わってくる場合があります。
そこで今回は、日本とカナダ、ついでにお隣アメリカでの「iPhone6」と「iPhone6Plus」を買った場合の価格差を日本円換算で比較します!
logo from https://en.wikipedia.org/wiki/Apple_Inc.
なお、調査は次の条件で行います。
- iPhone6、iPhone6 Plusともに64GB
- 国が変わっても使えるSIMフリーで計算
- 為替の計算は9月8日時点のもの
- カナダはバンクーバーの税金を適用
- アメリカはシアトルの税金を適用(バンクーバーから近いので)
※ご注意
あくまで価格を為替換算した場合の比較記事です。各国のLTE通信方式や規格などの違いによるモデル番号や詳細までは考慮しておりません。ご自身でも使用状況をよくご確認頂き、自己責任でご購入ください。
iPhone6の場合
photo from http://www.apple.com/jp/iphone-6/
iPhone6の、各国間の本体価格比較表がこちらです。
日本 | カナダ(バンクーバー) | アメリカ(シアトル) | |
---|---|---|---|
機種 | iPhone6 | iPhone6 | iPhone6 |
容量 | 64GB | 64GB | 64GB |
価格(税抜き) | ¥98,800 | ¥87,901 | ¥89,768 |
税金 | ¥7,904 | ¥10,548 | ¥8,617 |
合計 | ¥106,704 | ¥98,449 | ¥98,385 |
なんと日本とカナダでは本体価格に1万円以上のひらきがあり、カナダの高い税金の差を考慮しても、この3カ国で最もiPhone6の価格が高い国は日本となりました。
Appleが2014年11月に日本でのSIMフリーiPhoneの販売価格を大幅にアップしたことで、現在日本でのSIMフリーiPhone購入はだいぶ割高に感じますね・・・。
カナダとアメリカとでは、税金を考慮した上であまり変わらない結果。iPhoneを新調しようと考えている方(特にSIMフリーに魅力を感じている方)は、カナダで購入するのがよさそうです。
iPhone6 Plusの場合
photo from http://www.apple.com/live/2014-sept-event/
iPhone6 Plusの、各国間の比較表がこちらです。
日本 | カナダ(バンクーバー) | アメリカ(シアトル) | |
---|---|---|---|
機種 | iPhone6 Plus | iPhone6 Plus | iPhone6 Plus |
容量 | 64GB | 64GB | 64GB |
価格(税抜き) | ¥110,800 | ¥99,694 | ¥101,753 |
税金 | ¥8,864 | ¥11,963 | ¥9,768 |
合計 | ¥119,664 | ¥111,657 | ¥111,520 |
やはり日本が最も高く、カナダとの価格差も1万円を超えています。とにかく日本のiPhoneは、北米に比べると高いということがわかりました・・・。
何時間働けばiPhone買えるのよ?
確かに、iPhoneのように世界的に販売されている商品の価格を統一するというのは、各国間の為替や税金の違いで難しいところがあります。
そこで今度は、iPhoneをゲットするために何時間働かなくてはならないのか?という考え方で計算してみました。
photo from http://www.apple.com/live/2014-sept-event/
もちろん職業によって時給は異なるので、今回の計算には法的に定められた最低賃金を適用。日本は平成26年の全国加重平均値を、カナダはバンクーバーのがあるブリティッシュコロンビア州の法律で定められた金額を、アメリカはシアトルがあるワシントン州の法律で定められた金額をそれぞれ採用しています。
その結果・・・
という結果に・・・!
iPhone6 Plusでは日本の153.4時間に対し、バンクーバーは117.8時間、シアトルは98.3時間です!
photo from http://www.apple.com/live/2014-sept-event/
日本は東京から田舎まで全国の値を平均した数値なのに、アメリカは最低賃金がアメリカ国内では高い方のシアトルを採用していたりするので、この比較も参考程度に眺めていただきたいのですが、それにしても日本でiPhoneを手に入れることがいかに大変かということがわかります。
photo from http://www.apple.com/live/2014-sept-event/
さて、そんなiPhoneの最新バージョンiPhone6Sは明日発表されるのか!?その他にも噂されているiPad Proなるものや、Apple TVの最新バージョンなど、今回は発表が盛り沢山になる模様ですよ!
Apple好きなみなさんも、たまたま今年iPhoneを変える予定がある方も、現地時間9月9日朝10時(日本時間10日午前2時)から開催予定の新製品発表会をお見逃しなく!