野菜ソムリエが教える甘い西瓜(スイカ)を買いたいときに役立つポイント8つ!

   
  

カナダ・バンクーバーで「甘くて美味しいスイカが食べたい」という方、多いのではないでしょうか?

でも、「バンクーバーでは玉売りメインで糖度表記も無いし、そもそも選び方が分からなくて、甘くないスイカを買ってしまった・・・」という声もちらほら(´・ω・`;)シュン

ということで今回は、甘いスイカを選ぶ8つのポイントを野菜ソムリエHiroがまとめてみました。

もう夏終わろうとしてますが(汗)、良かったら参考にしてみてくださいね(´▽`)スイカダイスキ♪


 

1.スイカを指ではじいて音が澄んでいるもの

よくスーパーなんかで夏に見かけるのが、スイカをポンポンと叩いて音を確かめている人。
実は、軽く表面を叩いて、音がコンコンと澄んでいるものは適度に熟しているといわれています。それとは逆に、鈍い音がするものは過熟気味!

この技はけっこうスキルが必要なので、日ごろからスイカを買うときに試して、音の違いを把握できるようになってくださいね♡

 

2. スイカの表面にツヤがあり、左右のカタチが整っているもの

日本はともかく、カナダで出回っているスイカで左右のカタチが整っているものってあんまりないと思うのですが、表面にツヤがあって、左右きちっとカタチが整って育ったものは良品質とみなされています。

 

3.果皮の色が鮮やかで縞模様がくっきりとしているもの

上の写真を見ても分かる通り、スイカの果皮の色はってまちまちですよね( ´ⅴ`)

果皮が緑色の品種(黒や黄色のスイカもあります)なら、より緑が濃いものが高品質といわれています。(果皮色が元々薄い品種もありますが)

また、縞模様がくっきりしているものも、適度に養分を吸収して組織がしっかりして、うまく育った証拠といわれていますよ。

 

4.スイカを持ってみて、ずっしりと重いもの

スイカを持ってみてずっしりと重みを感じるのは、果汁がたっぷり詰まっている証拠。

逆に見た目よりも軽いと感じるものは、避けましょう。スカスカです~。

※スイカ豆知識
スイカの果肉の90%以上は水分です。残りは糖質やβカロテン、ビタミンCなどが含まれています。
中でも注目したい栄養素はシトルリン(尿成分をつくるのに関係するアミノ酸の一種)。体のむくみの解消や腎臓病の予防に関係があるといわれています。

 

5.上のツルの部分がくぼんでいるもの

通常スーパーなんかで販売されているスイカはツルが切れらているので、ツルの新鮮さでスカイの鮮度を判断することができません。

ただ、ツル部分(スイカの頭の部分)が深く凹んでいるもの(=くぼみが大きいもの)は甘いスイカといわれているので、スイカの頭をなでなでしてチェックしてみてください。

 

6.スイカの種が黒いもの。全体に種がばらけているもの。

スイカがカット売りされているときに見て欲しいのが、種の色と位置。
黒い種は完熟の証拠とされていて、種が全体にうまくばらけているものは甘いといわれています。

逆に白い種が多いスイカは十分に熟していないまま収穫されたものといわれています。

カナダ・バンクーバーでは元々シードレス(種無し)のスイカが販売されているので、あまり役に立たないのですが、日本にお住まいの方はぜひ覚えておいてください。(日本では種無しスイカはなぜか普及しませんでした。)

また、切り口が新鮮なものを選んで、表面が乾いているものは避けてくださいね。

 

7.黄色の果肉より赤い果肉の方が糖度が高いといわれている

黄色のスイカより赤色のスイカのほうが全般的に糖度が高いといわれています。

スーパーや八百屋で約5年スイカを売っていた野菜ソムリエHiroの経験上でも、果肉が黄色のスイカ(例:クリームスイカ)は果肉が赤色のものに比べて糖度が低いものが多かったです。甘さ控えめのスイカが好きな方は黄色を選んでみてください。

ちなみに日本でスイカのカット売りをみると糖度表示があるものも多いのですが、甘さはだいたい以下のような感じです。(※個人的な意見です)

スイカの糖度ってどれが甘いの?
糖度8度・・・泣きたくなる
糖度9度・・・ちょっと甘いけど、なんか悔しい
糖度10度・・・それなりに甘いから許せる
糖度11度・・・なかなか甘くて満足
糖度12度・・・かなり甘くて大満足
糖度13度・・・めちゃくちゃ甘くて昇天寸前
糖度14度以上・・・やばいくらい甘い(はぐれメタル並みのレア度)

個人的に「カナダでもスイカのカット売り+糖度表示くらいしてよぉ(´;ω;`)ウゥゥ」と思うのですが、玉売りメインのカナダではそんなことも言えません。文化の違いに舌打ちする日々です。チッチッチ♡

 

8.小玉スイカより大玉の方が糖度が高いことが多い

冷蔵庫にそのまま丸々入ることから人気の小玉スイカは大玉のものに比べて一般的に糖度が少し低いといわれています。(もちろん大玉で糖度が低いもの、小玉でも糖度が高いものもあります)

これまたスーパーでスイカカットをよくしていた野菜ソムリエHiroの経験の話なのですが、小玉スイカはやっぱり糖度11度前後のものが多く、13度のものはめったになかったことを記憶しています。甘いものを買いたいなら大玉を狙いましょう。

 

まとめ:スイカ選びは運も実力のうち!?

ということで、いかがでしたか?

この他にも、日本だと産地表記を甘さの判断材料にしてもいいかと思います。

例えば、熊本県は日本で最大のスイカの産地として知られていますし、鳥取県の大栄スイカも甘さとシャリシャリ感が際立っていて大人気です。

ただ、どんなに見た目が良くても甘くないスイカもなかにはあります。

それを見分けることはもはや人間の目では不可能かと思うので、今回お伝えした甘いスイカを選ぶ方法で選んだスイカが全然甘くなかったとしても、文句を言わないでくださいね( ´;゚;ё;゚;)汗

また、「大きなスイカを買ったはいいものの食べきれない・・・」という方は、ミキサーでジュースにしたり、煮詰めてつくるスイカ糖(風邪対策にGoodです)にしてみてはいかがでしょうか?

ちなみに最後になりますが、スイカは冷蔵庫で冷やしすぎると甘味成分を感じられなくなるので、食べる1~2時間前に冷蔵庫に入れるのがベストです。

ぜひスイカを選ぶときは8つのポイントをチェックしてみてくださいね(・∀・)イイネ!!

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