年間100万人を魅了するビクトリアの「ブッチャート・ガーデン」、歩き方ガイド

   
  

世界的に有名な、
ビクトリアの「ブッチャート・ガーデン」。

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photo from TheButchartGardens

ブッチャート氏のセメント製造事業によって残された石炭石採石場跡に、1904年、夫人のジェニー・ブッチャートが手を入れたのがこの庭園の始まりです。

東京ドーム約5個分の広大な敷地には、700種類以上、100万株以上の植物が植えられ、毎年100万人以上が訪れる観光地となっています。

見所は、ガーデンだけではありません。
夏には花火やライブ、冬にはイルミネーションなど、シーズンごとに各種イベントも盛りだくさん。

また、園内のレストランでオーダーできる「アフタヌーンティー」も大人気です。

今日は、ブッチャート・ガーデンを120%楽しむための情報をお届けしていきます!


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・園内の見どころと回り方

有名な4大ガーデン、「サンクン・ガーデン」「ローズ・ガーデン」「日本庭園」「イタリアン・ガーデン」をしっかり押さえながら歩きましょう。

 
1.入口で記念撮影、日本語のMAPをもらって観光スタート!
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この看板が、庭園入口のサインです。入口横にあるビジターセンターでMAP(日本語版あり)をもらってから、中に入りましょう。
 
2.サンクン・ガーデン

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入口を入って最初にたどり着くのが、ブッチャート・ガーデンを代表する庭園、サンクン・ガーデン。
それはまるで、絵画のような光景。

春には、桜も美しいことで知られています。
見逃しやすいのが、このガーデンの中央に位置する展望台。
展望台からは、ガーデンに咲く一面の花々を眺めることができます。忘れずに上ってみてくださいね!

サンクン・ガーデンの奥まった所にあるのが、ロス・ファウンテン
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この噴水は、ブッチャート夫妻の孫イアン・ロス氏が開園60周年記念に建設したもので、21mの高さにまで吹き上げます。
 
3.チルドレンズ・パビリオン&ローズ・メリーゴーランド
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こちらは、子ども用のプレイエリア。
室内には手彫りでできた木製のメリーゴーランド(動物30頭と馬車2台)があります。隣接してカフェや休憩スポットもあります。
 
4.トーテムポール
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大きな広場の入り口には、高さ9.1mのトーテムポールが建っています。これらは、開園100周年を記念して建てられたものです。この場所からは、土曜日の夜にブッチャート夫妻のひ孫のクリストファー・ロス氏が設計した花火を見ることができます。(夏季限定)
 
5.オルガンパビリオン(元乳牛舎)と龍の噴水
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ヨーロッパの田舎風景を思わせる花に囲まれた小さな小屋は、元乳牛舎。小屋の周りも、様々な種類の草花で埋め尽くされています。この辺りは、色とりどりの紫陽花もとっても綺麗。日本では梅雨の時期にしか見られない紫陽花も、カナダのブリティッシュコロンビア州では夏の始まりから秋にかけて、数ヶ月にわたって見頃が続きます。

そのまま小道を歩いていくと、ビクトリア市の姉妹都市、中国の蘇州市から寄贈された龍の噴水が登場します。
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6.ローズ・ガーデン

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7月〜8月にかけて満開となるバラは、ブッチャート・ガーデン最大の見所の一つ。約250種以上のバラが咲き誇り、そこはまるで花園!鮮やかなアーチで私達を迎えてくれます。このアーチ道はフロッグ・ファウンテン(蛙の噴水)へ続きます。優雅な香りに包まれ、思わずうっとり。
 
7.日本庭園
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この鳥居が、日本庭園の入り口。
鳥居を抜けると、まさに日本にいるような雰囲気に。
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photo from TheButchartGardens

風情あるこの庭園は、日本人庭師、岸田伊三郎によって作られました。特に紅葉の時期の美しさは、格別。
日本庭園の出口付近、垣根の隙間から入江を覗き見ることができますよ。
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8.イタリアン・ガーデン
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最後の最後に、鮮やかな花で埋め尽くされたヨーロッパ風庭園が迎えてくれます。庭園へ入る2つの入口には、メルクリウスの銅像が建てられています。
以前は、ブッチャート夫妻のテニスコートやボーリング場があったというこのエリアには、小さな噴水を囲むように美しい草花が植えられています。
 
9.散策の後は、優雅にアフタヌーンティー
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photo from TheButchartGardens

「ザ・ダイニング・ルーム(WEB)」では、本格的なアフタヌーンティーをオーダーすることができます。庭の花々を眺めながら優雅なひとときを過ごしてみませんか?ぜひ事前に予約をしておきましょう。(ランチとディナータイムは夏季、冬季の一定期間のみ営業)
高級ホテルに比べると安くアフタヌーンティーを楽しめるということもあって、年中予約が絶えないそうです。
同じエリアに、もう一つのレストラン「ザ・ブルー・ポピー・レストラン(WEB)」もあります。
 
10.カフェ、ギフトショップ
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一周して、ビジターセンターのある庭園の入り口に戻ってきます。
上記写真は、アートギャラリー。作品の購入も可能です。
同エリアにあるカフェ、ギフトショップなどにも訪れてみましょう。

時間がある方は、少し離れた所に入口のある「地中海庭園(MEDITERRANEAN GARDEN)」にも足を延ばしてみてくださいね。

 

・知っていましたか?

 
・イノシシの像の鼻に触ると・・
イノシシ
イタリアンガーデンを抜けた広場にある「イノシシ」の銅像は有名。イタリアのフィレンツェで鋳造された銅像で、「鼻を触るともう一度ブッチャート・ガーデンに来ることができる」「鼻を触ると幸せになれる」と言われています。
 

・「これは何の花?」に答えてくれる!

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ビジターセンターの中には、「Plant ID」というコーナーがあります。ここには植物のスペシャリスト達が揃っていて、植物に関するどんな質問にも答えてくれます!園内を歩いている際に名前が気になる花があれば、撮った写真などを見せて、その花の名前を聞いてみましょう。

 

・観光の所要時間、ベストシーズン

ゆっくりお花を鑑賞しながら歩くと、1時間半ほどで庭園を一周できます。

ベストシーズンは、花が満開になる3月〜10月にかけて。
しかし、いつ訪れても四季折々の花が楽しめるブッチャート・ガーデン。
私が2月に行った時は、室内の植物園も非常に充実していて感激しました。クリスマスシーズンのイルミネーションも、ロマンチックで人気があります。

 

・シーズンごとのイベント

シーズンごとに、様々なイベントが用意されています。
主なイベントは、以下の通り。

【夏期限定イベント】
●打ち上げ花火(毎週土曜日・2016年は9月3日(土)まで)
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photo from TheButchartGardens
詳細はこちら

●イブニング・コンサート(2016年は9月3日(土)まで)
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photo from TheButchartGardens
詳細はこちら

●ライトアップ(2016年は9月15日(木)まで)
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photo from TheButchartGardens
詳細はこちら

【冬期限定イベント】
●春のプレリュード・インドア・ガーデン
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詳細はこちら

●アイス・スケート
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photo from TheButchartGardens
詳細はこちら

●クリスマス・イルミネーション(通常12月頭〜1月上旬まで)
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photo from TheButchartGardens
詳細はこちら

秋・冬にも観光客が絶えない理由は、各種イベントにもあるようですね!

・オリジナルのお土産グッズが豊富!

ブッチャート・ガーデン内のギフトショップは、センスの良いオリジナルのお土産が買えると評判です。人気のお土産を幾つかご紹介します。


★カレンダー・DVDなど

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★オリジナルの紅茶シリーズ
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★押し花を使ったアクセサリー
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★押し花を使った置物
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★メープルシロップ関連商品
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★植物の種
※日本に持ち帰る際は、封を開けずにスーツケースに入れ、日本の空港に着いた時に植物検疫で申告しましょう。
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★ガーデニング関連商品
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・開園時間、入園料

開園時間と入園料は、季節や年によって異なります。
最新の情報は以下のリンクでご確認ください。

・開園時間
http://www.butchartgardens.com/visit/hours

・入園料
http://www.butchartgardens.com/visit/rates/

・ブッチャート・ガーデンへの行き方

The Butchart Gardens
住所:800 Benvenuto Avenue, Brentwood Bay, BC V8M 1J8(MAP
TEL:250-652-5256
WEB:http://www.butchartgardens.com/

ビクトリアのダウンタウンから
車で約30分、市バス#75(SAANICHTON行き)で約55分

ビクトリアのフェリーターミナルSwartz Bayから
車で約20分、市バス#81(BRENTWOOD/BUTCHART GARDENS行き)で約1時間5分

※ダウンタウンからのバスツアー!
ビクトリアのダウンタウンにあるFaremont Empress Hotelからブッチャート・ガーデンまでの往復シャトルバスと入園料がセットになったお得なツアーが、「CVS TOURS」から出ています。往復のバスの時間が自由に選ぶことができ(夏季は11往復便あり)、予約はオンラインで簡単にできます。

CVS TOURS|Butchart Gardens(英語)
http://www.cvstours.com/butchart-gardens-tour.html

※ブッチャート・ガーデン行き日本語ツアーも多数!
ダウンタウン発のバスは30分おきに出ていますが、フェリーターミナルSwartz Bay発のバスは1時間以上待つこともあります。また、ブッチャート・ガーデン行きのバスは混み合うので、座れない可能性もあります。
ブッチャート・ガーデン観光が含まれているバンクーバーもしくはビクトリア発のツアーは、LifeVancouverでも度々紹介している NaviTour さんがオススメです。時間を節約して快適に移動できますよ。

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この記事が少しでもブッチャート・ガーデンを楽しむための手助けになれば幸いです。
 

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英国式の街並みと自然溢れる街:ビクトリアを堪能しよう☆【アクティビティー編】
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