女子ソフトボール日本代表が5連覇達成!!!! 〜カナダカップの知識&優勝への軌跡編〜

   
  

2015年7月7日〜13日までバンクーバーで行われていた女子ソフトボール・カナダカップ(カナディアンオープン)。

チームジャパン優勝 メダル

13日の決勝戦でチームジャパンが見事優勝!!!!
5連覇達成です!!!!!おめでとうございます!!!!

zyosisoft
(↑大会に関しては過去記事をご覧ください。)

今回はこのカナダカップの独特の試合方式を含め完全保存版・カナダカップの知識&優勝への軌跡編と題してお届けします。

 

おめでとう!日本代表!~カナダカップの知識編~

今回出場チームしたチームは?

日本、プエルトリコ、メキシコ、カナダ、キューバ、ドミニカ共和国に加え、選抜チーム・クラブチームのNJCAAオールスターズ、リバーシティー・ホーネッツ、スペイン・バスク州の合計9チームが参加しました。
 

今回バンクーバーに来た日本代表TAP-A(U24)とは?

2020年東京オリンピックでの野球・ソフトボールの「復活」、正式種目入りを「前提」として進めている「強化5ヵ年計画」(Road to Tokyo)に基づく、「新たな枠組み」として創設されたカテゴリー。

Target Age Project(2020年に中心選手となり得る選手群の発掘・育成・強化を行うプロジェクト)の一環として、TOPチームに次ぐ位置づけの選手達。

(日本ソフトボール協会HPより抜粋)

ジャパン 表彰式

そう、東京オリンピックで野球・ソフトボールが復活した際には間違いなく活躍が期待されているスター選手達なのです!!
 

カナダカップ独特の試合方式とは?

まず9チーム1回戦総当たりの予選リーグを行い順位を決定。その順位に基づいて決勝トーナメントの対戦相手が決まります。

決勝トーナメントでは敗者復活戦を含むトーナメント戦を行い、最後まで勝ち抜いた文字通り最高・最強チームが「優勝」となります!

11666307_1018022004876208_2300527233102003098_n
photo from https://www.facebook.com/CanadianOpenFastpitch/photos_stream

この奇跡のドラマを生む敗者復活戦を含む戦いがカナダカップの面白いところであり、最後まで目が離せないドキドキ感が倍増!!!

因みにチームジャパンは2013年の大会で予選リーグ最下位から決勝トーナメントに進出し優勝を飾っています。
 

おめでとう!日本代表!~カナダカップの軌跡編~

まずは予選リーグと決勝トーナメント1回戦!

日本代表は予選リーグ7勝1敗そのうち5戦はコールド勝ち。唯一の黒星は予選リーグ第5戦で対戦したカナダでした。(スコア:⚫️7-5)

ヤマト、悠香 バッテリー
(藤田 倭・我妻悠香のバッテリー)

予選リーグが終了し、日本、カナダ、プエルトリコが7勝1敗の同率首位に並びましたが、予選リーグの総失点で順位が決定されるカナダカップ独特の方式により、1位「カナダ」、2位「日本」、3位「プエルトリコ」の順となり、決勝トーナメント1回戦の相手は3位のプエルトリコに決定。

同日、決勝トーナメント1回戦が行われ、日本は1-0でプエルトリコを下し、準決勝に進出しました。

 

準決勝の相手は唯一の黒星を喫した宿敵カナダ!!!

初回、1番•市口侑果が安打で出塁。2番•塚本智名が手堅く送り、3番•江口未来子のヒットで1点を先制! しかし2回裏、カナダに同点タイムリーを浴び、振り出しに戻ります。

準決 カナダ 市口

3回、1番•市口が四球で出塁、2番•塚本の犠打でノーアウト2塁。3番•江口のタイムリーで1点勝ち越し。そしてノーアウト2、3塁のチャンスに “驚異の二刀流” 4番ピッチャー・藤田 倭(ヤマト)のタイムリーで2者生還。

失点を自らの腕で奪い返す、まさにソフトボール界の倍返し!!
準決 カナダ ヤマト
気が付けば、この回4点の大量得点。その後5回にもタイムリーで1点を追加しリードを広げ、カナダに得点のないまま終了。予選で唯一の黒星を喫したカナダに6-1で快勝しました!!

この日は大会のベストナインも発表され、チームジャパンからは山崎早紀古澤春菜の2選手が選出されました!!
ベストナイン
 

さぁ!!いよいよ5連覇をかけた決勝!!!

3位決定戦で地元カナダを下したキューバとの決勝戦。日本の先発は3連投となる、エース・藤田。

1、2回両者無得点のまま、3回表ツーアウトから1番•市口、2番•塚本の連続ヒット。3番•江口のタイムリーで1点を先制。続く4番•藤田へのデッドボールで満塁。

決勝 市口

5番•長崎望未のタイムリーで2者生還。尚もチャンスは続き、6番•山崎早紀のタイムリーで更に2者生還。7番•古澤春菜の安打で1、2塁とすると、続いてのバッターは2巡目となる8番•山下りら。

山下のツーベースで1点追加、9番•我妻悠香の四球で満塁とし、1番•市口、2番•塚本、3番•江口の連打で更に4点追加!!

決勝 塚本この回10点を奪う猛攻撃で「ツーアウトからの怖さ」を見せつけました。

その裏、キューバは得点できず大会規定により3回コールド勝ち!!!!!

見事に5連覇を(アッサリと)達成!!!!!!
強い!!強すぎる!!!!!

トロフィー 福田監督、長崎福田五志監督•長崎望未キャプテン
TOPバッター 山下MVP(Top Batter)受賞・山下りら(写真中央右)

ヤマト MVPMVP(Most Valuable Player/Top Pitcher)受賞・藤田 倭

最後には2020年東京オリンピックでの野球・ソフトボールの復活を祈って記念写真。「2020の”2″が離れてるぅ〜(泣)」と叫びながらの撮影w

みんなイイ顔してました。

集合写真2020へ
本当に本当におめでとうございます!!!

来年はWBSC XV Women’s World Softball Championship(世界選手権)が今年と同じ会場「Softball City」(サレー)で行われます。

ライフバンクーバーでは今後も情報をお伝えしていきますので、「日本のソフトボール・トッププレーヤーに会いたい!!」という方、ぜひ来年をお楽しみに!

2016 WBSC  ロゴ

参考
日本ソフトボール協会:http://www.softball.or.jp/
Canadian Open Fastpitch:http://www.canadianopenfastpitch.com/

Topへ