開催前から何度かお伝えしたバンクーバーファッションウィーク(以前の記事はこちらから:GALA潜入:)も先日22日に無事終了。
ファーを使ったブランドのショーへの毛皮反対プロテスタントの乱入や、会場が雨水で浸水してしまったりと様々なハプニングがありつつも大盛況に終わった2015A/W。今回は怒涛の一週間を振り返り今回のショーの総括をお届けします。
GALA潜入でもお伝えした通り、バンクーバーファッションウィークは若手の登竜門として知られており、国内外の若手デザイナーが勢ぞろい。
多種多様な民族の入り混じるVFW
Shravan Kumar
Air Indiaも協賛するインド人デザイナー。サリーや色使い、モチーフやディテール全てにおいて民族性を色濃く押し出したコレクションに会場全体が熱狂しました。
Fesvedy
2014年に誕生した新生ブランド。今回のコレクションではネイティブカナディアンからのインスピレーションでアースカラーに様々なネイティブカナディアンモチーフがちりばめられていました。
Crystal Commerc
今回のショーでは民族の習慣や信仰などをモチーフにコレクションを展開。蝶や麒麟、龍、仏教などを盛りに盛り込み煌びやかに仕上げていました。
デコラティブ・リラックス・異素材ミックス
Nadia+Zehra
イギリス出身デザイナーのメイド・イン・イタリアブランド。ド派手で毒のあるプリントTシャツや、セットアップ、ファーコートでキッチュなコレクションを披露。
ILOVECHOC
2009年に誕生した中国で初のヤング世代に向けたストリート系ブランド。ガーリーなSweetchocとストリートスタイルを重視したBlackChoc2つのラインで構成されています。
Alex S. Yu
バンクーバーのダウンタウンにあるブランチ・マクドナルド(ファッション・美容のカレッジ)の卒業生で2014年9月にバンクーバーファッションウィークでデビューコレクションを発表して今回で2度目の参加です。乙女心をくすぐるキュートなブランド。
Connally Mcdougall
Elle Canadaにも密着されていた注目のカナダ人デザイナー。ディテールや柄、小物使いなど個人的にもグッときたブランドでした。
VFWでの日本人の活躍
若干17歳の平川葵子さん。日本でもモデルとして活躍されていたそうですが、現在ニューウェストミンスターの学校に留学されているそうで179㎝の高身長を生かし今回のVFWでも大活躍。風格漂うランウェイを見せてくれました。
今後はインターナショナルモデルとして活躍していきたいそうで、キャリアを積んでいる途中だそう。これからも目が離せません!
そして男性モデルの飯田良仁さん。実は飯田さんは最初ショーのスタッフとして働いていたらしいんですが、社長の推薦でモデルオーディションに出て合格したそうです。本番中はお忙しそうでした・・・。日本でも元々モデルとして活躍されていた実力派。これを機に他のショーへのオファーも来ているんだとか。安定したモデルウォークを披露していました。
番外編
今回私ともう一人オシャレ野菜ライターさんもファッションウィークに行っていたのですが2人の中でダントツ話題になったのがこちら。
Marco Feher
アヴァンギャルドなデザインで会場を圧倒した東ヨーロッパ・ボスニア・ヘルツェゴビナ出身のデザイナー。
被るのか、顔を挟み込むように覆うのか・・・若干モデルの顔は透けて見えているので視界は問題ないはずです。
オシャレ野菜ライターさんはこれ売ってたら絶対買うのに!と息巻いておられました。私はシャイニーな方希望です!